フェルスタッペン「クルマ云々以前に…」最速発進も至る所で滑走
F1第3戦オーストラリアGP初日を3番手で締め括ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、赤旗による中断があった事に加えてグリップ不足に苦しんだため、RB19の仕上がりについては判断が難しいと語った。
ドライコンディションで行われたFP1では積極的にソフトを投じ、昨年のポールタイムに1秒と迫る1分18秒790のトップタイム発進を決めたものの、ターン4で派手なスピンを喫するなど、クルマに苦しむ様子が印象的だった。続くダンプコンディションでの走行でも開始早々に芝刈りに興じる場面があった。
Max Verstappen, World Champion, race winner and expert lawn-mower ✨#AusGP #F1 pic.twitter.com/AVBnMbqZkP
— Formula 1 (@F1) March 31, 2023
ヘルメットを脱いだフェルスタッペンは「正直なところ、クルマ云々以前に兎に角、そこかしこでグリップが凄く低くて大変だったんだ」と振り返った。
「去年の段階からそうだったけど、路面が滑りやすくて、タイヤを作動させるのが大変でね。すぐにプッシュしたいと思っても難しかった」
「それに赤旗による中断も多かったし、一度もリズムに乗ることができなかった」
「クルマの感触についても、タイヤを機能させられなかったがために判断が難しいし、今夜はデータを分析して、明日に向けて何をすべきかを考えていくつもりだ」
「明日以降はコンディションが良くなるはずだから、集中して取り組んでいきたい」
なお、クルマを仕上げていけるかどうかについては「適切な判断が下せれば競争力を引き出せると思う」と付け加えた。
F1オーストラリアGPの初日は2度の赤旗と雨の影響により、チーム・ドライバー双方にとって消化不良の1日となった。FP1ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、FP2ではフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がトップタイムを刻んだ。
3回目のフリー走行は日本時間4月1日(土)10時30分から、公式予選は同14時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。