ランス・ストロール、右手首の「小手術」を経てF1バーレーンGP参戦へ
アストンマーチンF1チームは3月2日(木)、翌日に開幕を迎える2023年シーズンのFIA-F1世界選手権第1戦バーレーンGPにランス・ストロールが参加すると発表した。
ストロールはスペインでのトレーニング中に自転車事故に遭い負傷した事から、プレシーズンテストへの参加を見送った。代役はフェリペ・ドルゴビッチが務めた。
容態が明らかにされなかったため両手首を骨折したなどと様々な憶測が飛び交ったが、ストロールによると怪我は右手首の「小手術」で済むものだったとの事で、グランプリ初日前日、バーレーン・インターナショナル・サーキットに元気な姿を見せた。
ストロールは「バーレーンでのプレシーズンテストに参加できず悔しかった。3日間の走行を逃してしまい残念だった」と説明した。
「でも手首の負傷を考えると、チームも僕も、今週末とこれからの長いシーズンに備えて回復に専念するのがベストだと思ったんだ」
「不運な事故だった。タイヤが地面の穴にハマってしまい自転車から落ちたんだ。幸いにも大したダメージはなく、右手首の小手術も上手くいってすぐに良くなった。それ以来、万全の状態で今週末のレースに臨めるよう、チームと懸命に取り組んできた」
「サポートし、プライバシーを尊重してくれたF1コミュニティー、そして回復を助けてくれたチームに感謝したい。準備はできてるし楽しみだ」
この発表は必ずしも、5日(日)のレース参戦を100%保証するものではないものと思われる。まずは国際自動車連盟(FIA)の検査に合格し、万全の状態で日曜のレースを迎える事ができるか否かについてプラクティスを通して判断するものと思われる。
実際アストンマーチンは、ストロールの参加を告げたリリースの中で「フェリペ・ドルゴビッチとストフェル・バンドーンは今週末のリザーブ・ドライバーとして現地に留まる予定だ」とわざわざ明記している。