フェルスタッペン連覇「とても興奮しています」と渡辺HRC社長…ホンダのお膝元でチャンピオン決定
ホンダのお膝元、三重県・鈴鹿サーキットでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のチャンピオン連覇を受け、渡辺康治HRC代表取締役社長が祝福のメッセージを贈った。
10月9日に行われたF1第18戦日本グランプリではフェルスタッペンがトップチェッカーを受け、2年連続2回目のドライバーズチャンピオンを獲得した。
ホンダは昨年末を以てパワーユニット・サプライヤーとしての活動に終止符を打ち、F1世界選手権の表舞台から姿を消した。
ホンダの撤退を受け今年、レッドブル・レーシング及びスクーデリア・アルファタウリにパワーユニット(PU)を供給しているのはレッドブル・パワートレインズ(RBPT)だ。
しかしながらこれは表面的なもので、中身は勿論、製造・組み立て・メンテナンスに至るまで、昨年までと変わらず全てはホンダが担っている。
お膝元でのチャンピオンシップ制覇を受けHRCの渡辺社長は「フェルスタッペン選手、ドライバーズチャンピオンの連覇おめでとうございます!」とのコメントを寄せた。
「大雨の難しいコンディションとなった今日のレースでも、今シーズンを象徴するような圧巻の走りで優勝し、タイトル確定の瞬間を鈴鹿の地で目の当たりにすることができてとても興奮しています」
「また、ファンの皆様にもこの快挙を喜んでいただければ幸いです」
「そして、この栄冠に向けてRBPTへの技術支援に力を尽くしてくれたすべての関係者の皆様にあらためて感謝したいと思います」
この日、ホンダが技術支援を行うレッドブル・レーシングは1-2フィニッシュを果たした。優勝コンストラクターの代表として表彰台セレモニーに上がったのは、レッドブルではなくHRCの浅木泰昭四輪レース開発部部長だった。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台とする次戦アメリカGPは10月22日のフリー走行1で幕を開ける。レッドブル・レーシングはコンストラクターズ選手権制覇を懸けて臨むことになる。