2022年シーズンのインディカー・シリーズ第11戦アイオワ200の決勝が現地7月23日(土)に0.894マイルのショートオーバル、アイオワ・スピードウェイトで行われ、ジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）が歴代最多となるアイオワ通算4勝目を飾った。

2番手スタートのニューガーデンは200周の内の208周でラップをリードし、5号車アロー・マクラーレンSPのパトリシオ・オワードを6秒1784で下してキャリア24勝目をマークした。ポールシッターのウィル・パワー（チーム・ペンスキー）は3位でフィニッシュした。

この結果、ニューガーデンはチャンピオンシップ・ランキングでパワーを抜いて2位に浮上。8位フィニッシュしたランキング首位のマーカス・エリクソン（チップ・ガナッシ）に15ポイント差まで詰め寄った。

デイル・コイン・レーシング with RWR の佐藤琢磨は9番グリッドという好位置を手にするも、早々にトップ10から脱落。57周目に1回目のピットストップを行った時点で21番手にまでポジションを下げた。

全くペースが上がらない中、シモン・パジェノー（メイヤーシャンク）との接触に伴い184周目にフロントウイングを交換すると突如、パフォーマンスが上がり、最終スティントでは日曜のレース2に向けて期待が持てる力強い走りを見せ21位でフィニッシュした。

「今日の第1レースは9番手からのスタートだったのですが、スタート直後からクルマが全く言うことを聞かず、ものすごいアンダーステアが出てしまい、リアのスタビリティも全くなく、兎に角、後方に埋もれてしましました」と佐藤琢磨。

「ところが、申し訳ない事にサイモンに追突したことでフロントウィングを変えると、どういう訳かクルマが完全に変わりました。最後スティントでは最も速いマシンの1台だったと思います」

「バランスも良くなりましたし、ダウンフォースも大きく改善していました。プライマリーウイングに何か問題があったと思うのですが、ダメージも何も痕跡がないので、今日の夜、しっかりとデータを見直して明日に向けて対策していきたいと思います」

「明日は5番手からのスタートとなります。久しぶりのアイオワに、このデトロイトカラーで戻ってこれて本当に嬉しく思っていますが、明日はいつもの紫色のNurtecのカラーで頑張りたいと思います」

ハイライト動画

ダブルヘッダーの2戦目となる第12戦アイオワ300は、日本時間24日(日)28時（翌日曜早朝4時）よりGAORA SPORTSで生中継される。

視聴には「スカパー！」の他、「auひかり」なら面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。またHuluライブTVでもストリーミング配信される。

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2022年第11戦アイオワ250決勝順位結果