角田裕毅「見直す必要がある」入賞見据えるもピット戦略不発で”悔しい”最下位
11番グリッドからF1第7戦モナコGPの決勝レースに挑んだ角田裕毅(アルファタウリ)は、ハース勢とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)がリタイヤを余儀なくされ完走17台となった65周のレースを最下位で終えた。
早々にウェットからインターミディエイトに履き替えたピット戦略は不発に終わった。一気にポイント圏内から遠ざかり、ライバルを追い抜けず隊列後方をついて周る他になく、更には終盤にサン・デボーテのエスケープに飛び出した。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「今日は波乱に富んだレースだった」と振り返った。
「スタートの際の雨は明らかに大きな障害だったが、ピエールにとっては前進するためのチャンスでもあった」
「他の多くのライバルがフルウェットのままドライコンパウンドに切り替わるタイミングまで走り続けようとする中、我々は早い段階でインターに履き替えるというアグレッシブな戦略で以てピエールを前進させることができた」
「ピエールのペースを確認した上で、同じような判断でユーキにもインターを履かせたが、彼はタイヤを機能させるのに少し苦労していた」
「その後は基本的に、レース終了までポジションをキープした。オコンにペナルティが科されたものの、ポイント圏内には届かず、ピットストップの際にベッテルに対してタイムを失った事が敗因になってしまった」
「今日はピエールと共に良いリカバリーレースができたが、今週末の教訓は、決勝でのチャンスを最大限に活かすためには予選をもっと上手くやる必要があるということだ」
何が起きたのか見直す必要がある
角田裕毅
決勝: 17位, グリッド: 11番手
今日は悔しい1日になってしまいました。スタートが上手くいかず、赤旗前の時点でのポジションは16番手でした。何が起きたのかについて見直す必要があります。
レースペースは悪くなかったのですが、リスタートの際にミディアムタイヤで勝負に出たものの、残念ながらその戦略は上手くいきませんでした。
5月29日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われた2022年F1第7戦モナコGPの決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレス(レッドブル)が通算3勝目を上げた。2位はカルロス・サインツ(フェラーリ)。3位表彰台にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が滑り込んだ。
バクー市街地コースを舞台とする次戦アゼルバイジャンGPは6月10日のフリー走行1で幕を開ける。