フェラーリがFIAに異議申立て! 優勝ペレスを含むレッドブル勢のピット出口違反疑惑で / F1モナコGP
5月29日のF1第7戦モナコGPを終えてスクーデリア・フェラーリは、レッドブルのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンがピット出口規定違反を犯した疑いがあるとして、国際自動車連盟(FIA)に異議を申し立てた。
フェルスタッペンはピットアウトの際に出口ラインを横切った可能性が指摘されており、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、フェラーリがフェルスタッペンの一件について抗議したと説明したが、FIAによると実際には、優勝したセルジオ・ペレスを含めた2台に対して申し立てを行った。
カルロス・サインツは2位を維持したものの、ポールシッターのシャルル・ルクレールが4位に終わった失望のモンテカルロを終えてフェラーリのマッティア・ビノット代表は「レッドブルの2台がピットアウト時にイエローラインを通過したことは明らかなレギュレーション違反だと考えている」と語った。
「競技規定では”横切ったら”と書かれているように見えるが、この点に関しては議論を避けるために2020年のトルコGPで明確にされているし、レースディレクターズノートを見ても右側に留まるよう示されている」
「故に我々にとって今回の件は不明瞭であるため、FIAに対して説明を求めているところだ。できるだけ早いフィードバックがもらえるとありがたい」
ビノットの主張は、レッドブル勢の今回の行為は実際のレギュレーションでは許されているものの、モナコGPのレースディレクターズノートでは認められておらず、そちらが優先されるべきだという事のようだ。
F1モナコGPのスチュワードは現地時間19時15分より、フェルスタッペンとペレスに対する聴取を行う。上位4台は僅差でフィニッシュしており、仮にタイムペナルティーが科されれば最終リザルトが変更となる可能性がある。