ブラッド・ピット、COTAでF1マシン初走行─映画公開に先駆けマクラーレンのプライベートテストに参加

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今夏公開予定の映画『F1:The Movie(邦題:F1/エフワン)』において、ソニー・ヘイズ役で主演を務める俳優ブラッド・ピットが、F1アメリカGPの舞台として知られるテキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、本物のF1マシンをドライブした。

複数のメディア報道によると、今回の走行はF1競技規則で認められているTPC(旧車テスト)を利用したマクラーレン主催の非公開テストの一環として行われたもので、使用されたマシンは2023年型マクラーレンF1マシン「MCL60」と見られている。

シルバーストン・サーキットでクローム仕様のマクラーレンMCL60をドライブするランド・ノリス、2023年7月7日F1イギリスGP初日フリー走行Courtesy Of McLaren

シルバーストン・サーキットでクローム仕様のマクラーレンMCL60をドライブするランド・ノリス、2023年7月7日F1イギリスGP初日フリー走行

劇中に登場する架空のチーム「APXGP」の本拠地デザインにも影響を与えたマクラーレンは6月20日(金)、公式Instagramで「オースティンにソニーが来た」とのキャプションとともに、ピットのイニシャル「BP」が入ったレーシングスーツの写真を公開し、テストの実施を示唆していた。

ピットは月曜夜にニューヨークで開催されたプレミア上映を終えた後、テキサス州に移動し、COTAでの本番走行に臨んだ。同じくプレミアに参加したマクラーレンのランド・ノリスもこのテストに同行。一方、チームメイトのオスカー・ピアストリはプレミアを欠席し、テストに先行して現地入りしていたとされている。

ピットは劇中で実際にレーシングマシンのステアリングを握り、シルバーストンを含む複数のサーキットを走行しているが、映画で使用されてたのはF2マシンをF1マシン風に改造した車両であり、本物のF1マシンをドライブしていたわけではない。

映画『F1:The Movie(邦題:F1/エフワン)』のメキシコ・プレミアで談笑するジョシュア・ピアース役のダムソン・イドリスとソニー・ヘイズ役のブラッド・ピットCourtesy Of WARNER BROS. ENT.

映画『F1:The Movie(邦題:F1/エフワン)』のメキシコ・プレミアで談笑するジョシュア・ピアース役のダムソン・イドリスとソニー・ヘイズ役のブラッド・ピット

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