フェルスタッペン、俊足フェラーリに及ばず2番手「あれじゃ仕方ない」
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、4月8日(金)のF1第3戦オーストラリアGP初日FP2でシャルル・ルクレールに0.245秒差の2番手に甘んじたものの、多かれ少なかれ、真のペースはフェラーリに近いものがあると楽観視している。
今季型F1-75の速さは本物で、フェラーリ勢はアルバート・パーク・サーキットでもオープニング・セッションから飛び抜けたパフォーマンスを見せつけ、初日の両セッションでタイムシートのトップに立った。
フェルスタッペンは迎えた2回目のプラクティスでバランスに苦しみ、特に高速域でのRB18の回頭性に不満を訴えていたが、リアサスペンションを含むセットアップ変更が功を奏したようで、セッション後半に向けてペースを引き上げた。
それでもルクレールには及ばず、初日はフェラーリに完敗する格好となったが、フェルスタッペンは最終の計測ラップの際に前走車がいた事に触れ「あれじゃ仕方ないよ」と述べ、トラフィックがなければもう少しタイムを更新できていたはずだと主張した。
だた同時に「それを別にしてもFP1とFP2の最初の方は少しバランスが悪かったと思う」と述べ、マシンバランスに苦戦していた事を明かした。
「でも最後のランを前に少しクルマに変更を加えた事でかなり満足できるようになった」
「フェラーリには少し離されてしまったけど、もう少し近づく事ができるんじゃないかと思ってる」
「確かに彼らは今回も速いけど、ロングランに関して言えば僕らの方は全面的に安定して良い感じだった。それに今日は間違いなく幾らか改善させる事ができたし満足だよ」
「もちろん明日がどうなるかは分からないけど、今のところフェラーリはかなり手強そうだ。まだやるべき仕事が残っているけど、多かれ少なかれ、僕らもそれに近い場所にいるとも思う」
なお前向きな発言とは裏腹に、インタビューに答えるフェルスタッペンの表情に笑みはなく、自信めいたものも感じられなかった。
F1オーストラリアグランプリ3回目のフリー走行は日本時間4月9日(土)12時から、公式予選は同15時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。