F1バルセロナテスト《3日目》開始!早々にアルピーヌが白煙吐き赤旗、ハースはロシア削除の白いVF-22を披露
F1バルセロナテスト最終3日目のセッションが2月25日(金)現地9時より始まった。上空には雲が広がるものの雨はなく、90分が経過した時点でレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがタイムシートのトップに立った。
ギアボックストラブルの影響で半日を棒に振った2日目を経て、失った時間をできるだけ取り戻すべく、フェルスタッペンは全車最多となる27周を計上し、C3タイヤで1分20秒683の暫定トップをマークした。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | Gap | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン | レッドブル | 27 | 1:20.683 | 0.000 | C3 |
2 | ラッセル | メルセデス | 26 | 1:20.767 | 0.084 | C3 |
3 | アロンソ | アルピーヌ | 12 | 1:21.242 | 0.559 | C3 |
4 | ノリス | マクラーレン | 18 | 1:21.397 | 0.714 | C3 |
5 | ルクレール | フェラーリ | 15 | 1:22.778 | 2.095 | C3 |
6 | ベッテル | アストンマーチン | 14 | 1:22.859 | 2.176 | C2 |
7 | ガスリー | アルファタウリ | 21 | 1:23.054 | 2.371 | C2 |
8 | アルボン | ウィリアムズ | 16 | 1:23.330 | 2.647 | C2 |
9 | 周冠宇 | アルファロメオ | 12 | 1:24.938 | 4.255 | C2 |
10 | マゼピン | ハース | 9 | 1:26.229 | 5.546 | C3 |
まだ始まったばかりだが、開始1時間を待たずにフェルナンド・アロンソ駆るアルピーヌA522がリアから白煙を吐いて停車し、早くも赤旗が振られた。
燃圧か油圧か、チームによると何らかの”圧”が失われたため、アロンソにクルマを止めるよう指示したのだと言う。状況から考えると油圧だろう。
Brandende Alpine #F1 pic.twitter.com/YzkGITSkCG
— Joost Nederpelt (@JoostNederpelt) February 25, 2022
エンストンのチームは過去2日間に渡ってコンサバにクルマを走らせて走行距離を積み上げてきたものの、3日目の午前は12周で終了となるかもしれない。大量の消火剤が散布された事もあり、コース復帰には暫く時間がかかりそうだ。
なおウクライナへの軍事侵攻を受け、ハースはロゴを含むロシア企業ウラルカリのブランディング一式を全てVF-22から取り除いた。
エンジンカバーと翼端板からはロゴが外され、ノーズとフロントウイングを彩っていた白、青、赤のロシアンカラーも削除された。
🤍🖤#HaasF1 pic.twitter.com/wJ9hstq0vx
— MoneyGram Haas F1 Team (@HaasF1Team) February 25, 2022
今はドライコンディションで雨の予報もないが、午後はインターミディエイトとウェットタイヤのテストのために、強制的に路面に水が撒かれウェットコンディションが作られる。
午後遅くには再び乾く可能性もあるが、基本的にはドライコンディションでのテストは午前のセッションが最後となる。