トヨタ自動車の豊田章男代表取締役社長、2021年11月6日3月期第2四半期決算説明会にて
Courtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

FIA、トヨタ自動車 豊田章男社長を評議員会メンバーに任命…自動車産業界との連携深化へ

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国際自動車連盟(FIA)は2月17日にパリで行われた会合で、トヨタ自動車株式会社代表取締役社長兼マスタードライバーの豊田章男氏を含む4名を新たに評議員会(セネト)のメンバーに任命した。

「モリゾウ」の愛称でも親しまれている豊田氏は、生産、マーケティング、製品開発など、国内外で様々な業務経験を積んだ後、2009年に社長に就任。サーキットやラリーで活躍するレーシングドライバーにして、トヨタやレクサスの製品開発段階でテストを行うマスタードライバーでもあり、更には日本自動車工業会の会長として日本の自動車産業を牽引している。

FIAによると、自動車産業界のCEOがFIA評議員会メンバーとなるのは史上初との事で、英国王立自動車クラブ会長のベン・カッソンズ氏、モータースポーツ・サウス・アフリカ会長のアントン・ルー氏、そしてFIFA事務局長を務めるファトマ・サモウラ氏と共に、モハメド・ベン・スレイムFIA会長の提案によって新たなメンバーに任命された。

FIA評議員会は主に財務責任を負うFIAの中で最も重要な統治機関の一つ。16名のメンバーで構成されており、そのうち豊田氏を含む4名が独立メンバーだ。

モハメド・ベン・スレイエムFIA会長は豊田氏の就任について「自動車産業との連携を深めていくいう我々の意志を象徴するものだ」と語った。