ピエール・ガスリー、跳馬を完璧に抑え”メチャクチャ嬉しい”4位「フランツに選手権5位をプレゼントするつもり!」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは11月7日に開催されたF1メキシコGP決勝レースで4位フィニッシュを果たし、コンストラクターズ選手権で5位争いを繰り広げるライバルのアルピーヌに同ポイントで並んだ。
不運が続き、ガスリーは過去4戦で8ポイントしか獲得できずにいたものの、エルマノス・ロドリゲスでのAT02はミッドフィールド最速のパフォーマンスを発揮した。
ガスリーは予選で5番手タイムを刻み、決勝ではポールシッターのバルテリ・ボッタスのスピンによって1周目に4番手に浮上。その後はペースをコントロールしながら背後のフェラーリ勢を抑えてチェッカーを受けた。
フランツ・トスト代表はガスリーについて「標高が高いメキシコはタイヤとブレーキの管理が非常に難しいが、ピエールの仕事ぶりは終始、非常に熟練したものだった」と評価した。
「ピエールとチームは週末全体を通してファンタスティックな仕事を成し遂げてくれた。クルマは本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮した」
チームメイトの角田裕毅はボッタスと同じようにターン2の混乱に巻き込まれリタイアを余儀なくされたが、フェルナンド・アロンソが9位に留まった事から、ガスリーが持ち帰った12点によりアルファタウリは計106点でアルピーヌに並んだ。
フランツに選手権5位をプレゼントするつもり!
ピエール・ガスリー決勝: 4位, グリッド: 5番手
メチャクチャ嬉しい!4位だなんてね。最高だよ。これ以上良い週末は望めるわけがない。
シャルル(ルクレール)を上手く引き離して抑えながら、レースを通して終始、4番手を走って全てをコントロールする事ができた。
今週末はクルマの調子が本当に良く、昨日の予選に続いて今日のレースもフェラーリの前でレースを終える事ができた。彼らの前でフィニッシュするのは何時だって最高に気分が良い。
これでアルピーヌと同点に並んだ。個人的にフランツ(チーム代表のトスト)とチームにチャンピオンシップ5位をプレゼントしようと狙ってるんだ。彼らに相応しい素晴らしいクリスマスギフトになるはずだから、それに向けてプッシュし続けるつもりだ。
この調子で取り組んでいけば、次の数戦でチャンスを見つけ出せるはずだ。
11月7日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた2021年F1第18戦メキシコグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が通算19勝目を上げて優勝。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3位表彰台には母国の英雄、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が滑り込んだ。
インテルラゴス・サーキットを舞台とする次戦サンパウロGPは11月12日のフリー走行1で幕を開ける。