Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited
回避可能な事故…ランス・ストロール、ボッタス同様にベルギーGPで5グリッド降格
ヴィタントニオ・リウッツィを含むF1ハンガリーGPのスチュワードはFIAレースディレクターを務めるマイケル・マシからの報告を受け、18号車アストンマーチンAMR21をドライブしていたランス・ストロールに、次戦ベルギーGPでの5グリッド降格と2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。累積点は6点に達した。
ハンガロリンクでのレース1周目、ストロールはブレーキングでミスを喫してシャルル・ルクレール(フェラーリ)の右脇腹に衝突。破壊されたフェラーリSF21がダニエル・リカルド(マクラーレン)に接触した。
同様のミスによってクラッシュを喫したバルテリ・ボッタス(メルセデス)の玉突き事故と合わせてコース上には大量のデブリが飛散し、レースコントロールはセーフティカーを導入させた後に判断を切り替え赤旗を出した。
スチュワードは映像証拠を確認し、コースコンディション的にミスを冒しやすい状況であったと認めながらも事故は「回避可能だった」として、FIA国際スポーティング・コードへの違反があったと判断した。
この混乱を味方につけたチームメイトのセバスチャン・ベッテルは終始、エステバン・オコン(アルピーヌ)と優勝争いを演じ、2位表彰台に上がった。