角田裕毅、計量ブリッジの遅れを非難「自信もついてきて、これからだって時に…」イギリスGPで今季5度目のQ1敗退
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はF1第10戦イギリスGPのFP1で僚友ピエール・ガスリーと遜色ない12番手タイムを刻んだ後、直後の公式予選で今季5度目(エミリア・ロマーニャGPのDNF含)のQ1敗退を喫した。
15番手でQ2進出を果たしたランス・ストロール(アストンマーチン)とのギャップは僅か1000分の26秒と僅差での16番手だった。
ノックアウトの背景には、FIA計量ブリッジの遅れによって適切なクールダウンラップが取れず、挙句の果てにトラフィックに阻まれるという不運があったようだ。
予選後のインタビューに答えた角田裕毅は放送禁止用語を使い、頭を掻きながら苛立った様子で「計量ブリッジがすべてを台無しにしたと言っても過言じゃありません」と説明した。
「終盤は本当にタイトで、きちんとしたクールダウン・ラップができませんでした。それに加えて、最終コーナーで何台ものクルマが列を作っていました」
「(計測ラップに入った直後の)メインストレートで既にコンマ3秒を失ってしまい、もう少しで取り戻すところまではいったのですが、セクター1とメインストレートで既にタイムを失っていましたし、おまけに適切なクールダウン・ラップができずで……本当に残念です」
「2回目のラップもトラフィックのせいで完璧ではありませんでした。ドライビングにも慣れ自信もついて、これからだという感じだったのですが、Q1で早々に終わってしまいました」
角田裕毅は最後にもう一度放送禁止用語を織り交ぜ、全ては計量ブリッジの遅れから始まったと改めて非難した。
角田裕毅の予選内容についてチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「最終ラップに入る前の最終コーナーでトラフィックに巻き込まれ、ターン1までに0.2秒近くを失った。彼はこの分の殆どを取り戻してみせたが、残念ながら十分ではなかった」と説明した。