2020年F1ロシアGPでの2位表彰台を喜び合うレッドブル・ホンダのメンバーとマックス・フェルスタッペン
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レッドブル、チーム史上初のソチ表彰台「マックスはまたもマシンの限界を引き出した」とホーナー

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英国ミルトンキーンズに本拠を構えるレッドブル・レーシングは、パワーセンシティビティが高く90度コーナーが多いソチ・オートドロームを伝統的に苦手としてきたが、第10戦として開催された今年のF1ロシアGPでは、マックス・フェルスタッペンが予選2番手で最前列を獲得し、決勝では2位表彰台に立つなど、チーム史上のベストリザルトで週末を締め括った。

好成績の背景の1つに、ルイス・ハミルトン(メルセデス)への10秒ペナルティーがあった事は確かだが、クリスチャン・ホーナー代表は次のように述べ、マシンの限界を引き出したフェルスタッペンの卓越したドライビングを高く称賛した。

「2位はマックスにとってファンタスティックなリザルトだ。彼は今日またしても質の高い走りでクルマのポテンシャルの全てを引き出してみせた。2位は我々が望み得る最良の結果であり、ルイスのペナルティが結果を後押ししてくれた」

「昨日はフロントロー、そして今日は2位を獲得する事となり、これまでのソチでの6年間におけるチームにとってのベストリザルトを達成する事ができた。トロフィーを持ち帰れる事になって最高だ」

フェルスタッペンが笑顔でソチを後にする事になった一方で、アレックス・アルボンにとっては忘れ去りたい週末となった。53周の戦いを振り返ったアルボンは、1ポイントを得るのにもがき苦しんだレースだったと総括し、「今はもう次のドイツを見据えてる」と述べ、次戦での挽回に集中するとした。

クリスチャン・ホーナーもまた、アルボンにとって厳しい週末になったとの認識を示したが、同時に、追い抜き困難なソチで10位まで巻き返した努力を評価した。

「ギアボックス交換に伴うグリッド降格ペナルティによって15番手スタートとなったアレックスにとってはタフな午後だった」とクリスチャン・ホーナーは続ける。

「彼はオープニングラップで不利な形勢となったが、セーフティカーのおかげで実質的なフリーストップを得る事となり、1つポジションを失っただけで済んだ」

「ソフトタイヤからハードタイヤへと交換した後は感触が良くなったようで、何度か見事なオーバーテイクを披露してフィールドを駆け上がっていった。チームもまた、素晴らしいピットストップで対応してくれた」

レッドブルのピットクルーはこの日も冴え渡り、フェルスタッペンの4輪交換を1.86秒で終える神業を披露。ファステスト・ピットストップ賞を手にしている。

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