予選3位ボードに置かれた自分のマシンを見つめるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2020年F1トスカーナGP予選後
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ホンダF1、2列目独占の一方でアルファタウリが”厳しい結果”も「狙うは4台入賞」と田辺TD

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは12日(土)に行われたF1第9戦トスカーナ公式予選を終えて一日を振り返り、4台揃っての入賞を目標として13日の決勝レースに臨むと誓った。

F1初開催のムジェロ。予選ではレッドブル・レーシングが2列目を独占した一方で、Q3進出の期待が寄せられていたアルファタウリはピエール・ガスリーがまさかのQ1敗退を喫し、ダニール・クビアトも12番手に終わった。

アルファタウリ・ホンダの2人は車体側のアップデートの成果もあり、FP1とFP3でダブルTOP10に入れ込むなど高い競争力を発揮していたが、予選に向けて施したセットアップ変更が仇となったようで、ガスリーは「正しい方向に向かって進む事が出来なかった」と語っている。

クビアトの12番手もさることながら、ガスリーに至っては3回全てのプラクティスで上位10台に名を刻んでいた事もあり、田辺TDはファエンツァのチームの予選について「厳しい結果」との認識を示した。

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:16.335 1:15.471 1:15.509
4 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:16.527 1:15.914 1:15.954
12 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:16.928 1:16.854
16 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:17.125

対照的にレッドブル・ホンダは、苦戦を強いられた前戦モンツァから一転、メルセデスに対して接近したパフォーマンスを披露し、マックス・フェルスタッペンが3番手、アレックス・アルボンが4番手につけ、2列目を独占した。

Honda F1:トスカーナGP予選

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日のトスカーナGPの予選は、レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が3番手、アルボン選手が続く4番手となり、2台そろって2列目からレースをスタートする事となりました。特にアルボン選手は予選でのベストリザルトであり、チームとしてポジティブな結果となりました。

一方、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、Q2でのミスもありクビアト選手が12番手、そしてガスリー選手は中団が非常に拮抗する中、0.05秒差で惜しくもQ1敗退という厳しい結果となりました。

ムジェロ・サーキットでのF1レースは今回が初めてですので、どの様な展開になるのか予想し難いところがありますが、まずはきっちりとスタートを決める事が重要だと考えています。4台入賞を狙ってレースに臨みたいと思います。


ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスAMGがフロントローを独占した。2列目には3番手にマックス・フェルスタッペン、4番手にアレックス・アルボンが並び、レッドブル・ホンダ勢が占拠した。

2020年F1トスカーナ・グランプリ決勝レースは日本時間9月13日(日)22時10分にブラックアウトを迎え、1周5245mのムジェロ・サーキットを59周する事でチャンピオンシップを争う。

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