優勝トロフィーを手に満面の笑みを見せるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと、不機嫌な表情のフェラーリのシャルル・ルクレール、F1オーストリアGP決勝ポディウムセレモニーにて
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オーストリアの悪夢再び…ルクレール、アルボンに激怒「”フェルスタッペン”をやりやがったな!」

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スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールに2019年F1オーストリアGPの悪夢が蘇った。4月17日に行われたチャリティーのためのシムレース「Race for the World」の中でルクレールは、昨年の「フェルスタッペン」を再現したレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンに激怒した。

この日の第2レースはレッドブル・リンクで行われ、両者による優勝争いはファイナルラップまでもつれた。隊列をリードしていたアルボンに対しルクレールは、上り坂の先のターン3でアウト側からRB15に仕掛けるも、アルボンは十分なスペースを与えずルクレールはコース外へと追いやられた。

「おいお前!フェルスタッペンをやりやがったな!」ルクレールがすかさず怒鳴ると、同じくレースに参加していたマクラーレンのランド・ノリスがその声にかぶせるように「アレックスがフェルスタッペンやってるぞ!」と突っ込んだ。

ルクレールは爆笑しながら「あの時と寸分違わず完璧に一緒だよ!完全に同じだ!まるでコピペだよ!」と付け加えた。

2019年のオーストリアGPでは、チームからの指示で強力なエンジンマップ「モード11」へと切り替えたフェルスタッペンが怒涛の追い上げを見せ、残り3周でDRSを使いターン3のイン側から突き刺し、ルクレールからラップリーダーの座を奪り勝利を上げた。

この際2台は軽くタイヤが接触。一件は審議の対象となったがレーススチュワードは一件を不問とし、フェルスタッペンの優勝が確定した。ただしF1公認ゲーム「F1 2019」をプラットフォームとして行われた今回のレースではその結末が異なっていた。

ルクレールを退けたアルボンはトップチェッカーを受けたが、5秒のタイムペナルティが科せられた事で2位へと降格となり、ルクレールが逆転優勝する結果となったのだ。

3日間に渡って行われた「Race for the World」で集まった7万2,000ドル(約774万円)は、その全額が国連基金を通して世界貿易機関(WHO)へと寄付され、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いのために使われる。

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