レッドブル・ホンダ、2020年の新車「RB16」を世界初公開…いざF1の頂点へ
ホンダ製F1パワーユニットを搭載してF1世界タイトル獲得に臨むレッドブル・レーシングは2月12日、2020年シーズン用の新型F1マシン「RB16」のスタジオショットを全世界に向けて初公開した。
基本カラーリングは伝統を踏襲。伝家の宝刀であるツヤ消しのマットカラー、ハイレーキ角も健在だ。世界タイトルマッチに挑むレッドブル・ホンダの最新作「RB16」は、本日12日に英国シルバーストン・サーキットでフィルミングデーを利用したシェイクダウンを行う。
初走行を担当するのは、史上最年少チャンピオン獲得を目指すマックス・フェルスタッペン。チームメイトのアレックス・アルボンは、来週19日に開幕を迎えるスペイン・バルセロナテストでの順番を待つことになる。
革新的とも挑戦的とも言えそうなフロントノーズが目を引くRB16。F1パワーユニットサプライヤーとしてレッドブルにPU一式を供給する本田技研工業は昨シーズン、非常に印象的な開発曲線を描き、オーストリア、ドイツ、ブラジルでの3勝を大きく後押ししただけでなく、フェルスタッペンにキャリア初となるポールポジションを授けるなど、目覚ましい活躍を残した。
V8時代の王者レッドブルは過去3シーズン連続でコンストラクター3位に甘んじているものの、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは今年のレギュレーションに大きな変化がないこと、昨季のRB15がホンダエンジンへの移行期にあたる車体であったことに触れ、今シーズンのタイトル獲得に自信を示している。
既にハースF1チームとメルセデスAMGがマシンデザインを発表。先日はフェラーリが最新作「SF1000」の実車をお披露目しており、F1は新車発表ウィークを迎えている。