アルボン、不運にもノータイム8番手「決勝では十分戦える」
F1第14戦イタリアGP公式予選に挑んだレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、トップ5を目標に掲げて順当に最終Q3へと駒を進めたものの、不運な事にQ3では一度もタイムを記録できず、8番手という結果に終わった。
1セット目のアタックでは、キミ・ライコネン(Alfa Romeo)がパラボリカでクラッシュ。このアクシデントによって赤旗が振られた際、アルボンはタイム計測中であったものの、フィニッシュラインの到達前であったためタイム抹消。最終アタックではトラフィックにハマり、タイム計測にすら入れず、最終的8番手でセッションを終えた。
決勝ではライバルと十分戦える
アレックス・アルボン予選: 8位, FP3: 8位
まだマシンを速く走らせるための方法を学んでいる最中だけど、それでもQ3の1回目のアタックまでは良い感じだった。目標は4~5番手だったんだけど、1回目のランは赤旗のせいで中断しなきゃならず、2回目のアタックで確実に良いタイムを記録しなきゃならなかった。
1度目のアタックでタイムを記録していた連中は、アウトラップをゆっくり走るだけの余裕があったわけだけど、みんなスリップストリームを得たいもんだから、先頭を走るのを嫌がってコースインが遅れ、結果として時間内にラップを始める事ができなくなってしまった。この手のマシンはドラッグが大きいから、トウを得ることができればコンマ2・3秒ラップタイムを縮めることができるんだ。
何とかして時間内にスタートラインに辿り着こうとして、前のクルマをオーバーテイクしようとしたけど、低速過ぎたせいて、どのクルマもタイヤを暖めるためにコースをジグザグしながら走っていたから、追い抜きようがなかったんだ。ターン4あたりで”間に合いそうにないな”って気付いたんだけど、その時には他のマシンも同じように気付いたようで、最後の方はみんな全開で走ってたよ。
本当なら、ギリギリまで待ってリスクを取るような事をせずに走れば良かったんだけど、僕らはトップ5を争っていたからね。良いグリッドが得られていれば、明日のレースがすっと楽になったはずだから残念だけど、昨日のロングランはペースは良かったし、明日は十分に戦えるはずだ。
ポールポジションはシャルル・ルクレール。フェラーリのお膝元で通算4度目のポールを獲得した。2番手はメルセデスのルイス・ハミルトン。3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。
2019年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月8日(日)22時10分から行われ、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。