F1バルセロナテスト《2日目》午前速報:レッドブル・ホンダ再び赤旗…マグヌッセンが暫定トップを維持
第二回インシーズン・バルセロナテスト最終2日目のセッションが5月15日水曜にカタロニア・サーキットで行われ、4時間に渡る午前の部が終了。ハースのケビン・マグヌッセンが暫定トップタイムを記録した。
この日、VF-19のステアリングを握ったマグヌッセンは、冠スポンサーを務めるリッチ・エナジーの敗訴の報が飛び交う中で46周を走行。午前の早い段階でタイムシート最上部に名を刻み、その後、C3コンパウンドを履いて自己ベストを塗り替える1分18秒101をマークした。2番手にはフェラーリSF90をドライブするアントニオ・フォッコ。3番手にはトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが続いている。
セッションは午前9時に気温14℃、路面温度30℃のドライコンディションでスタート。初日よりも多い計3回のインシデントが発生し、赤旗中断を強いられた。
最初にレッドフラッグを引き起こしたのはレッドブル・ホンダ。ダン・ティクタム駆るRB15が、最終セクターでストップ。ターン10のイン側にクルマを止めた。レッドブル・ホンダはピエール・ガスリーが担当した初日セッション終盤にもトラブルに見舞われ赤旗の原因を作っている。
10分間の中断を経てグリーンフラッグを迎えるも、その直後にメルセデスW10をドライブしたニキータ・マゼピンがターン12でスピン。グラベルにハマり身動きが取れなくなったためコース上に赤旗が振られた。幸いにもクルマへのダメージはなさそうだ。
4番手タイムを記録したのは、カラム・アイロットからバトンを引き継いだアルファロメオのキミ・ライコネン。シミュレータードライバーのフォッコが2番手タイムを記録する中、もう一台のSF90でピレリの開発テストに参加したシャルル・ルクレールが5番手につけた。
ロバート・クビサとの交代が噂されるニコラス・ラティフィは、ピットレーン出口で突如停車するトラブルに見舞われるも、トータル51周を走り込み6番手タイムをマーク。マクラーレンMCL34をドライブしたオリバー・ターベイは9番手、午後は、FIA-F2選手権に参戦するセルジオ・セッテ・カマラにバトンを託す。
レーシングポイントは、ランス・ストロールがピレリの2020年型プロトタイプタイヤテストを担当。参考11番手タイムを刻んだ。もう一台のRP19は、初日に続きニック・イェロリーがドライブ。タイムシートの一番下に沈んでいる。
テストは、現地14時から18時まで午後の部が開催される。
第2回プレシーズンテスト《最終2日目》午前結果速報
Pos | Driver | Team | Time | Tyre | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | マグヌッセン | ハース | 1:18.101 | C3 | 46 |
2 | フォッコ | フェラーリ | 1:18.182 | C3 | 60 |
3 | アルボン | トロロッソ | 1:18.263 | C3 | 42 |
4 | ライコネン | アルファロメオ | 1:18.578 | C3 | 21 |
5 | ルクレール | フェラーリ | 1:18.666 | 開発 | 47 |
6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:18.915 | C4 | 51 |
7 | マゼピン | メルセデス | 1:19.146 | C3 | 82 |
8 | エイトケン | ルノー | 1:20.648 | C2 | 42 |
9 | ターベイ | マクラーレン | 1:20.712 | C3 | 52 |
10 | ティクタム | レッドブル | 1:20.883 | C2 | 45 |
11 | ストロール | レーシングポイント | 1:21.196 | 開発 | 53 |
12 | イェロリー | レーシングポイント | 1:21.224 | C3 | 20 |
13 | セッテ・カマラ | マクラーレン | ー | ー | ー |