ウィリアムズ「FW42」20時間遅れて遂にテスト走行開始!
ウィリアムズにとってのバルセロナテストが遂に開幕した。マシン開発に遅れが発生したことで、プレシーズンテスト初日と2日目を欠席していたグローブのチームは、テスト3日目の20日(水)午後のセッション開始から30分が経過したところで、2019年マシン「FW42」をコース上に解き放った。
ステアリングを握ったジョージ・ラッセルは1周のインスタレーションラップを完了した後にピットイン。トラブルは出ていないように見受けられる。2日半=20時間の遅れを取り戻すことは現実的には厳しいものの、まずは船出を喜び、メディアセンターでは小さな拍手が湧いた。
#GR63 gives the FW42 its maiden run #F1Testing pic.twitter.com/FOHaBuYrwX
— Williams Racing (@WilliamsRacing) February 20, 2019
ウィリアムズは開発スケジュールに遅れが生じた事で、予定していたシェイクダウンをキャンセル。テスト初日にマシンを用意する事は出来ず、代わりにショーカーを持ち込んでいた。当初欠席するのは初日だけだとされていたが、初日午前のセッションが終了すると同時に、2日目の走行見合わせが発表された。「FW42」は今朝午前4時にようやくカタロニア・サーキットに到着。スタッフは早朝から懸命の作業を続けてきた。
とあるデータシミュレーションでは、FW42はライバルに比べて1周あたり2秒近く遅いとの予測もあり、状況如何によってはグローブのチームを取り巻く状況は深刻の度合いを一気に増す可能性がある。が、まずは第一歩を踏み出した事を喜びたい。
ラッセルはその後は、システムチェックなどを兼ねて23周を走行。最速を刻んだトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトから7.921秒遅れの13番手で”シェイクダウン”を終えた。