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夢はF1ドライバー…小山美姫が「Wシリーズ」の書類審査に合格、F3マシンで競う女性ドライバーシリーズに挑戦
女性レーシングドライバーのみで競い合うWシリーズが28日、初開催を迎える来シーズンの参戦候補者55名を公表した。書類選考にはアメリカ、中国、インド、イギリス、イタリア、ドイツなど世界30ヵ国100人以上の応募があり、およそ半数がふるいにかけられた。
日本人からは、夢はF1ドライバーと語る今年20歳を迎えた小山美姫が合格。最終選考に進む事が決定した。来年1月に行われる2次審査では元F1ドライバーのデビッド・クルサードやアレックス・ブルツらが審査員を務め、実走テストやフィットネス審査等が行われる。5月に開幕するグリッドに立てるのは18名のみ。
「W seriesに挑戦することに決め、書類審査を通過した為、次は実走テストになります」と小山美姫。自身のTwitterアカウントを通じて意気込みを表した。
「人生の中で選択肢は沢山あると思いますが、いつでもチャンスとピンチは紙一重だという事を頭に入れ、夢に向かって世界でも活躍できるよう戦いたいと思います!」
マシンはFIA国際自動車連盟 F3仕様に準拠したレースカー「Tatuus F3 T-318」のワンメイク。エンジンビルダーのオートテクニカ・モトリがチューニングした4気筒ターボチャージャー付きエンジンは270馬力を誇る。
シリーズの賞金総額は150万米ドル(約1億6,900万円)。上位カテゴリーへのステップアップを後押しすべく、年間チャンピオンには50万米ドル(約5,640万円)が与えられる。