17番手フェルナンド・アロンソ「セーフモードで走行。本気を出さなかった」/ Mclaren
29日土曜に行われたF1ロシアGP予選を終えて、マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが一日を振り返り、決勝に向けての抱負と見通しを語った。アロンソは17番手、バンドーンは19番手でQ1敗退を喫した。
パワーエフェクトが高いソチ・オートドロームでの苦戦を前もって予想していたマクラーレンは、次戦以降を見据えて初日開幕前にアロンソのマシンのパワーユニット一式を交換。好成績が見込めないロシアでグリッド降格を消化する事を決断した。
決勝レース出場のためには、予選において最速タイムを記録したマシンから107%以内のラップタイムを残す必要がある。ポールポジションを獲得したメルセデスのバルテリ・ボッタスが刻んだのは1分31秒387。つまり足切りラインは37秒677となり、共に35秒台を刻んだマクラーレンの2台はこれをクリアする事となった。
マクラーレン:F1ロシアGP予選を終えて
フェルナンド・アロンソ予選: 20位, FP3: 17位
グリッドペナルティのせいでスタートのグリッドが既に決まってたから、今日の予選では本気を出さなかったんだ。つまり、予選では次の2つの事を目標にしてたんだ。一つはトップから107%以内のラップタイムを残すこと、もう一つはストフェルにストレートでトウを与える事だ。
僕の方はエンジンをセーフモードにして、パフォーマンスランをしなかった。僕らのターゲットはあくまでもレースペースだ。明日は戦略を上手くやり遂げタイヤをマネジメントし、少しでもポイント圏内に近づければ良いなって思ってる。
例年よりちょっと暑いせいだろうと思うけど、少しばかりタイヤが厄介だね。一番柔らかいコンパウンドは若干厳しいだろうから、明日のレースではそれを逆手に取って有利に事を運べれば良いんだけど。
ストフェル・バンドーン予選: 19位, FP3: 19位
僕らマクラーレンは毎年ここで苦労してるね。今朝のFP3ではマシンの競争力が十分じゃない事がはっきりしたんじゃないかと思う。予選での目標はウィリアムズを上回ることだったんだけど、辛うじて1台には勝つ事ができたよ。
最終的なグリッドがどこになるのかは、全てのペナルティが適用されてみないとよく分からないね。幾つもの部分で僕らのマシンはパフォーマンスが不足してる。とは言え、完璧とはいかないまでもバランスはまずまずって感じだった。単純にマシンに速さがないんだ。
ポールポジションはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。2番手にはルイス・ハミルトンが続き、シルバーアローが最前列を占拠。3番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルという結果となった。
2018年F1第16戦ロシアグランプリ決勝レースは、日本時間9月30日(日)20時10分から行われ、1周5872mのソチ・オートドロームを53周する事で勝敗を決する。