動画:2018年F1イギリスGP《決勝》ハイライト / 世界最高峰の激戦ここに!数年に一度の好勝負
フォーミュラ1公式Youtubeアカウントは、1時間27分に渡って繰り広げられた第10戦F1イギリスGP決勝レースの模様を7分12秒にまとめたハイライト動画を公開。7月8日に行われたシルバーストンサーキットでのレースでは、世界最高峰と呼ぶに相応しい見ごたえのあるバトルが繰り広げられた。
DRS作動時にエアロバランスが急変するという奇妙なトラブルへの対処としてリアウィングを交換したため、母国レースのウィリアムズ2台はピットレーンスタート。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーも同じくピットスタートの予定であったが、パワーユニット関連のトラブルのために1周のみの走行でマシンを降りた。
オープニングラップでは複数のクラッシュが発生。ターン1でマシンを単独スライドさせたセルジオ・ペレスがピットからコースに出ようとするウィリアムズ勢の目の前に。あわや大惨事というアクシデントが発生した。
ターン3では優勝候補のキミ・ライコネンとルイス・ハミルトンが接触。コーナーへのブレーキング時に右フロントタイヤをロックさせ、アウト側にいたハミルトンの右リアに激突。タイヤとタイヤがきれいにぶつかる形であったため、マシンへのダメージが最小限だったのが救いだが、ハミルトンは無残にも17番手まで後退。ライコネンには10秒ペナルティが科せられた。
入賞圏内の7番手を走行していたシャルル・ルクレールは、17周目にピット・インした際に右リアタイヤの取り付けが不十分でコース脇でストップ。F1昇格後初のリタイヤとなった。チームメイトのマーカス・エリクソンは32周目にターン1で単独クラッシュ。ザウバーは2台共がリタイヤに終わる最悪の週末となった。
レース終盤には2度のクラッシュが発生し立て続けにセーフティーカーが出動。隊列はリセットされ珠玉のトップ5争いが繰り広げられた。この時点で前戦勝者のマックス・フェルスタッペンが脱落。ブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルでコースオフしリタイヤとなった。
トップチェッカーはベッテル。2番手に母国ハミルトン、3位にライコネンが続く結果となった。ベッテルからリカルドまでは9.5秒。最終盤のバトルはここ数年の中で最も激しいものとなった。