狙われるアロンソのシート、マクラーレン若手ドライバー「F2でタイトルを取ればF1デビューできると言われた」
フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンのいずれかのドライバーは、若手ドライバーによってその座を追われる事になるのかもしれない。マクラーレンF1チームの育成下にあるニック・デ・ブリーズが口を滑らせた明らかにした。
オランダ人の23歳デ・ブリーズは母国メディアのDe Tijdに対し、マクラーレンと締結した契約書には、今季のFIA F2選手権でチャンピオンを獲得した場合、2019年のF1デビューを確約する旨の条項がある事を明らかにした。デ・ブリーズは昨年F2に初参戦しランキング7位を獲得、今季も引き続きF2に参戦する。同条件は、チーム代表を務めるザク・ブラウンからも口頭で伝えられたという。
デ・ブリーズはまた、今季マクラーレンのテスト兼開発ドライバーを務めるランド・ノリス(18歳、イギリス)も同じ条件であると付け加えた。昨年の欧州F3で9勝を挙げチャンピオンを獲得したノリスは今年、セルジオ・セッテ・カマラと共にカーリンからF2に出場する。
バンドーンの契約は今季末まで、アロンソの詳細な契約は公表されていないもののオプション付の一年と考えられており、いずれも2019年以降の見通しは立っていない。
今年36歳を迎えるアロンソは、自身3度目のF1ワールドチャンピオンを目標としているものの、成就の見込は低い。既にF1タイトルを諦め、ルマン24時間レースとインディアナポリス500の制覇に照準をすげ替えていると見られており、今季末でF1を去る可能性は決して低くはない。
次期日本人F1ドライバーの期待がかかる福住仁嶺と牧野任祐の二人も参戦するフォーミュラ2は、今週末バーレーンで開幕する。