モニシャ・カルテンボーン
人物データ
名前 | モニシャ・カルテンボーン / Monisha Kaltenborn |
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国籍 | インド |
出身地 | デラドゥン |
居住地 | スイス |
生年月日 | 1971年05月10日 / 53歳 |
モニシャ・カルテンボーンは、インド出身のザウバーF1チームのチーム代表兼CEO(Chief Executive Officer最高経営責任者)。2012年、F1の歴史において女性として初めてF1チーム代表に就任した。2012年の鈴鹿での日本GPで、小林可夢偉が3位表彰台を獲得したときは、まるで我が子を誇りに思う母のように涙していたのが印象深い。
法務の専門知識を生かし7年に渡ってザウバーのCEOを務めた後、F1アゼルバイジャンGPを直前に控えた2017年6月22日に同チームを離脱した。公式発表では、会社の将来の方向性に対するオーナー側との見解の相違が理由とされるが、一説にはパスカル・ウェーレインとマーカス・エリクソンの扱いに関して、オーナー側との対立があったものと見られている。
夫はジェンス、2002年に長男を、そして2005年に長女を出産、ヨガとテニスとオペラ鑑賞が趣味の2児の母である。カルテンボーンはインド出身ながらもオーストリアに移住し、ウィーン大学を卒業したグローバルな人物。幼少期の夢は宇宙飛行士になることだったと言う。男性階級社会の欧州モータースポーツ界で主導的な役割を果たしてきたことは賞賛に値する。
主なキャリア
- 1996年
- ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで国際ビジネス法学修士号を取得
- 1998年
- フリッツ・カイザー・グループ (Fritz Kaiser) で企業間法務取引を担当していた際、同社が株式を保有していたザウバーに関わる
- 2000年
- ザウバーの法務部長に就任
- 2001年
- ザウバーの取締役に就任
- 2010年
- BMWがザウバーから撤退。ザウバー・モータースポーツAGのCEOに就任
- 2012年
- ペーター・ザウバーよりチーム株式の1/3を譲渡されチーム代表に就任
- 2016年
- ロングボウ・ファイナンスがザウバーを買収、代表留任も創設者ペーター・ザウバーはチームを離脱
- 2017年
- チーム代表及びCEOを退く