マッティア・ビノット
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マッティア・ビノット

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人物データ

名前 マッティア・ビノット / Mattia Binotto
国籍 スイス
出身地 ローザンヌ
生年月日 1969年11月03日 / 54歳

マッティア・ビノット(伊:Mattia Binotto)は、1969年11月3日スイス・ローザンヌ生まれのF1エンジニア。スクーデリア・フェラーリ生え抜きのエンジン技術者で、2019年から2022年までチーム代表を務めた。

クラッシュにより早々にレースを終えたシャルル・ルクレールに話しかけるフェラーリのマッティア・ビノット代表、2022年7月24日F1フランスGPCourtesy Of Ferrari S.p.A.

クラッシュにより早々にレースを終えたシャルル・ルクレールに話しかけるフェラーリのマッティア・ビノット代表、2022年7月24日F1フランスGP

主なキャリア

1994年にローザンヌ工科大学で機械工学を卒業後、イタリアで最も古い大学の一つであるモデナ・レッジョ・エミリア大学で自動車工学の修士課程を修了した。

1995年にテストエンジン・エンジニアとしてスクーデリア・フェラーリに入社。1997年から2003年にかけてレースチーム部門に加わり、ミハエル・シューマッハの栄光の時代を支えた。

2004年にはレースエンジン・エンジニアに昇格。2007年には主任技術者(チーフエンジニア)に抜擢され、レースおよびエンジン組立の責任者を務めた。

2009年にはエンジン部門とKERS部門のトップに就任。2013年10月にはエンジン及びエレクトロニクス部門の副代表に任命され、1.6リッターV6パワーユニット開発を主導した。

2016年7月27日、メルセデスへ移籍したジェームズ・アリソンの後任として、フェラーリF1チームの最高技術責任者に就任。翌17年と18年のパフォーマンス向上に大きな役割を果たし、2019年1月7日にマウリツィオ・アリバベーネの後任としてのチーム代表就任が発表された。

2022年12月31日を以てチーム代表を辞任すると、2024年に乗用車やバイク、ボートなどの診断・分析ツールなどを手掛けるイタリアの「TEXA」の電動パワートレイン部門マネージング・ディレクターに就任した。