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リフト・アンド・コースト
リフト・アンド・コースト(英:Lift and Coast)とは、アクセルをオフにした状態で(lift off)、惰性で車を走らせる(coast)こと。
アクセルがオフの状態=リフトオフしている状態ではスピードが上がらないため、通常、モータースポーツレースでリフト・アンド・コースト走法が行われる事はない。
だがF1においては2014年にハイブリッドターボエンジンが導入され燃料が厳しく制限される事となった。これによりドライバーたちは主として燃費の観点から、コーナーに進入する際に度々この走法を強いられている。
リフト&コーストは燃費を稼ぐための走り方であるため、F1に限った特殊な走法というわけではない。WEC世界耐久選手権シリーズや米国インディカー・シリーズなどでも目にすることが出来る。
リフト・アンド・コーストのメリット
- ブレーキの摩耗、オーバーヒートを低減
- タイヤ負荷の低減
- 燃費向上
やり方を少しでも間違えてしまうと、ブレーキに掛かる負荷が減ってしまうことでブレーキ自体の温度が下がってしまい、かえってマイナスとなってしまうこともある。
ちなみにアクセルオフの状態で走っているマシンは、マシン後部のテールが赤色点滅しているので、レースを観戦するときは注目してみてほしい。