コースティング状態となりマシンリアのランプが灯っているトロロッソ・ホンダSTR13copyright Honda

リフト・アンド・コースト

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リフト・アンド・コーストとは、アクセルをオフにした状態で(lift off)、惰性で車を走らせる(coast)こと。

アクセルがオフの状態=リフトオフしている状態ではスピードが上昇することはないため、通常、モータースポーツレースでリフト・アンド・コースト走法が行われる事はない。しかし、F1においては2014年にハイブリッドターボエンジンが導入され燃料が厳しく制限される事となった。これにより、ドライバーたちは主として燃費の観点から、コーナーに進入する際に度々この走法を強いられている。

リフト・アンド・コーストは燃費を稼ぐための走り方であるため、F1に限った特殊な走法というわけではない。WEC世界耐久選手権シリーズや米国インディカー・シリーズなどでも目にすることが出来る。

リフト・アンド・コーストのメリット

  • MGU-Kの改回生率を上げる
  • リアタイヤを守る
  • 燃費が良くなる

ただし、やり方を少しでも間違えてしまうと、ブレーキに掛かる負荷が減ってしまうことでブレーキ自体の温度が下がってしまい、かえってマイナスとなってしまうこともある。ちなみにアクセルオフの状態で走っているマシンは、マシン後部のテールが赤色点滅しているので、レースを観戦するときは注目してみてほしい。

リフト・アンド・コーストの危険性

リフト・アンド・コーストが登場した直後、多くのF1ドライバー達はこれによって生じうる問題について懸念を示した。前を走るマシンが突然アクセルオフになった場合、追突などの危険が起こりうるからだ。だが、数年も経てば慣れもあろうが、そういった声は聞かれなくなった。