ウィリアムズFW44を駆りアルバート・パーク・サーキットを走行するアレックス・アルボン、2022年4月8日F1オーストラリアGP FP1
Courtesy Of Williams

ウィリアムズ、予算上限定めたF1財務レギュレーション違反で罰金

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国際自動車連盟(FIA)は第8戦アゼルバイジャンGPの開幕を週末に控えた6月7日(火)、F1世界選手権に参戦するウィリアムズが財務規定違反を犯したとして、2万5,000ドル、日本円にして約331万6,090円の罰金を科したと発表した。

FIAによると英国グローブのチームはF1財務レギュレーション第5.1条で定められている2021年の年間報告書類を2022年3月31日の期限までに提出しなかったと言う。

F1では昨季より予算上限が導入された。2022年シーズンは年間1億4000万ドルが設定されている。レギュレーションはチームに対し、毎年6月末までに1~4月までのコストキャップに対する中間支出報告を、そして翌年3月末までに年間支出報告を提出する事を義務付けている。

だがウィリアムズは期限までに書類全てを提出できない状況となり、3月31日の通年報告期限前にFIAに対してその旨を申し出て、問題の是正に対して「協力的」な姿勢を示した。

そこでFIAのコストキャップ管理局はウィリアムズに対し、以下の条件で違反容認同意書(ABA)にサインするよう申し出た。

  • 2022年5月31日19時(中央ヨーロッパ時間)までに違反を是正する事
  • 30日以内にFIAに25,000米ドルのペナルティを支払う事
  • ABAの作成に関連してFIAが負担した費用を支払う事

FIAによるとウィリアムズはこの申し出を受け入れ、ABAの内容に従って6月7日までに全ての債務を消化した。

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