ウィリアムズF1チームのウェアを着るダン・ティクタム
Courtesy Of Williams Racing

ウィリアムズF1、ダン・ティクタムとの契約を途中解除…ラティフィを馬鹿にした一件が引き金か

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ウィリアムズF1チームはサマーブレイクを前にしたシーズン途中という異例の段階で、ダン・ティクタムとの開発ドライバー契約を解除した。ドライバーアカデミーからも追放された。

離脱の理由については公式に発表されていないが、ジョージ・ラッセルと共に今季のレギュラードライバーを務めるニコラス・ラティフィを馬鹿にした発言が引き金になった可能性がある。

ティクタムは自身のインスタグラムで「2022年のF1シートの可能性がなかった」等とする一方で「ラティフィに関する一件よりも前に僕とウィリアムズは袂を分かつ事を決めた」と示唆的なコメントを寄せた。

ティクタムはTwitchストリーミングでラティフィについて「彼は金を払ってそこに辿り着いた」「F1に至れなかったとしても、それは実力が足らないという事を意味するわけではない」等と発言していた。

ティクタムの発言が物議醸したのは今回だけではない。昨年は角田裕毅を「愚かなヤツ」と形容し、2018年の欧州F3ではミック・シューマッハに逆転を許すと「僕の名前は”シューマッハ”じゃない。勝ち目のない勝負だ」等として批判を浴びた。

これまでに数々の物議醸してきた22歳のイギリス人ドライバーのF1への道は完全に閉ざされたように見える。

ティクタムは2015年のMSAフォーミュラ(現イギリスF4)でセーフティカー中に何台ものマシンをオーバーテイクし、1周目に接触したリッキー・コラードに追突。2年間のレース出走禁止処分を受けた。

レッドブルはそんなティクタムにジュニアチーム入りという再起のチャンスを与えた。ティクタムはマカオGPで2連覇を飾ったが、先述の通りシューマッハへの批判が物議を醸し、2019年に全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するも僅か3戦で契約を打ち切られた。

その後はDAMSからのF2参戦を経て今季はカーリンへと移籍。首位オスカー・ピアストリと19ポイント差の4位につけている。

なおティクタムの離脱によりウィリアムズのドライバーアカデミーはジャック・エイトケン、ジェイミー・チャドウィック、ロイ・ニッサニーの3名となった。エイトケンは唯一、F1参戦に必要なFIAスーパーライセンスを保持している。