ピットレーンで停止するダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1)、2024年3月8日(木) F1サウジアラビアGP予選
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RBのピットストップで何が…リカルドのタイヤ交換に41秒もの時間がかかった理由

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ダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)がF1第2戦サウジアラビアGPでのピットストップで41.61秒もの時間を失ったのは、作業上の不手際とジャッキの故障が原因のようだ。

14番手を走行していたリカルドは他の14台と同じく、序盤のセーフティーカー(SC)導入のタイミングでピットに向かったが、コースに戻ると18番手最下位に転落した。

16位でレースを終えた後、リカルドはピットストップでタイムロスがあったと認めたが、多くを語らなかったため詳細はよく分からなかった。

オーストラリアGPの公式サイト(以下参照)によると、問題は2つあった。1つはピットクルーがタイヤを誤った側に取り付けようとするミスを犯したこと。もう1つはこれとは別にジャッキが故障したことだ。

「ピットレーンが混乱する中、リカルドのタイヤがクルマの誤った側に取り付けられそうになったところをチームが気づき、加えてジャッキが故障したことで、リカルドはピットで1分以上を過ごした後、最下位でレースに戻った。トップ10入りのチャンスは失われた」

なお「1分以上」というのは、ピットインしてからピットアウトするまでに掛かった時間(正確には1分3秒364)で、作業のために静止していた時間は41.61秒だ。

2024年F1サウジアラビアGP
ピットストップ時間ランキング
Pos Team Driver Time Lap PTS
1 レッドブル・ホンダRBPT マックス・フェルスタッペン 2.44 7 25
2 メルセデス ルイス・ハミルトン 2.51 36 18
3 レッドブル・ホンダRBPT セルジオ・ペレス 2.7 7 15
4 アストンマーチン・メルセデス フェルナンド・アロンソ 2.74 7 12
5 メルセデス ジョージ・ラッセル 2.97 7 10
6 ハース・フェラーリ ニコ・ヒュルケンベルグ 3.03 33 8
7 マクラーレン・メルセデス オスカー・ピアストリ 3.28 7 6
8 ハース・フェラーリ ケビン・マグヌッセン 3.29 7 4
9 フェラーリ オリバー・ベアマン 3.48 7 2
10 RB ホンダRBPT 角田裕毅 3.59 7 1
11 ザウバー・フェラーリ バルテリ・ボッタス 3.62 35
12 ウィリアムズ・メルセデス アレックス・アルボン 3.66 7
13 マクラーレン・メルセデス ランド・ノリス 4.04 37
14 アルピーヌ・ルノー エステバン・オコン 4.05 7
15 ザウバー・フェラーリ バルテリ・ボッタス 5.14 7
16 フェラーリ シャルル・ルクレール 5.31 7
17 ウィリアムズ・メルセデス ローガン・サージェント 5.36 7
18 ザウバー・フェラーリ 周冠宇 28.71 41
19 RB ホンダRBPT ダニエル・リカルド 41.61 7

RBの今季最速ピットストップはバーレーンGPで角田裕毅の4輪を交換した際の2.51秒だが、これは全チームの中でメルセデスと並んで最も遅い。

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