マックス・フェルスタッペンが駆る33号車レッドブル・ホンダRB16
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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがF1で車番「33」を選んだ理由

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1において何故「33」という数字をカーナンバーに選んだのだろうか?

スクーデリア・トロロッソから17歳165日で史上最年少F1デビューを果たした2015年、マックス・フェルスタッペンはF1でのキャリアを通して使い続ける事になる車番に「33」をチョイスした。

F1では2014年以降、ドライバー毎の固定ナンバー制を採用しており、ドライバー達は初めてグランプリに参加する際、国際自動車連盟(FIA)に対して2桁までの希望番号を申請する必要がある。ただしチャンピオンのみが使用を許される「1」と、2014年の日本GPで事故死したジュール・ビアンキの永久欠番「17」は選択できない。

固定ナンバー制の採用以降、ドライバー達は自身の氏名のイニシャルと組み合わせて使うなど、カーナンバーをブランディングの1つとして積極的に活用してきた。今やF1ファンにとっての「33」は、フェルスタッペンと切っても切り離せない数字と言えよう。

フェルスタッペンは「33」を選んだ2014年当時「幼少の頃からこのナンバーでレースをしてきたから、F1でもこれを使える事になって良かったよ!」と説明しているが、カートを含むジュニア時代のフェルスタッペンのカーナンバーには特にこれといった一貫性はない。

ジュニア時代に「33」を愛用していたわけではないにも関わらず、当時17歳だったオランダ人ドライバーは何故この番号を選んだのだろうか?

フェルスタッペンは以前、ABtalksとのインタビューの中で「僕が本当に好きなのは”3″なんだけど、既にダニエルに取られてしまっていたから使えなかったんだ。そこでもう一つ3を足す事にしたんだよ」と述べ、本来であれば「3」を望んでいたものの、ダニエル・リカルドが既にこれを使用していたために申請できなかったと明かしている。

ただし「3」自体に何か特別な思い入れがあるわけではないようだ。フェルスタッペンは「3」が好きな理由として「格好良く見えるから」と答えており、「3」の字面・フォルムが好きなのだと明かしている。

我々の調べによるとF1以前に「3」を掲げたのは、2012年のスーパーカートUSA参戦時と2014年のフロリダウィンターシリーズの時のみだ。