セバスチャン・ベッテル「それ以上のものだった」引退戦を前にファンにメッセージ
F1ラストランを直前に控えてセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)はこれまでのキャリアを振り返り、ファンにメッセージを贈った。
Sky Sportsでジェンソン・バトンから、F1の旅は期待通りのものだったかと尋ねられたベッテルは「いや、それ以上のものだったよ」と答えた。
「あなたもそうだと思うけど、子供の頃、それは明らかに夢だった。それはあまりにも遠く、手の届かないところにあるように思えた」
「(実際になってみたら)遥かにそれ以上のものだった」
「ここには多くの情熱が溢れ、たくさんの人達が途方もない努力を払っている。もちろんクルマを運転しているのは僕らだけど、こういう人たちがいなければ僕らがやっているようなレベルのことはできない」
「僕が寂しさを感じるだろう大部分はそこなんだ。ともに掲げた共通の目標に向かって突き進む情熱、汗を流す人々がね」
「この先がこれまでとは違う人生になるのは間違いない。きっと違うはず。その違いを楽しみにしてる」
ファンに対してベッテルは「僕も同じ(涙を流す)だろうね」と語った。
「これまでのシーズンを通してこれほどまでのサポートを受けられるなんて、子供の頃には想像もつかないことだろうね。あの頃はマシンやトロフィー、お金について夢を見ていたから」
「このスポーツを愛し、多大なサポートを与えてくれる全ての人たちと一緒にそれをやるというのが、どういうことなのか想像もつかないだろう」
「ただただ、ありがとうという他にないよ。様々な時期、時代、エンジンでこのスポーツに参加できて良かった」