レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのシムレース環境…トリプルモニターにステアリングコントローラー
copyright Max33Verstappen

フェルスタッペン、4戦中3戦で2位表彰台の大活躍…Supercars Eseriesに鮮烈デビュー

  • Published:

オーストラリア・スーパーカー・チャンピオンシップの公式シムレースシリーズ「Supercars All Stars Eseries」の第2ラウンドが4月15日(水)に行われた。ワイルドカードを使って参戦したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、この日行われた4レース中3回で表彰台を獲得し、鮮烈なデビューを果たした。

かつてV8スーパーカーシリーズと呼ばれていたオーストラリアの人気ツーリングカー選手権は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でイベント中止を強いられ、代替となるシムレースシリーズを設立。トリプルエイトレース・エンジニアリングと共にこの選手権に参戦していたレッドブルがフェルスタッペンを招待した。

フェルスタッペンは自宅からオンラインで接続し、シリーズのレギュラードライバーを務めるシェイン・バン・ギスバーゲンとジェイミー・ウィンカップと共に、レッドブル・ホンダの2020年型F1マシン「RB16」のカラーリングを施した#33ホールデン・コモドアを駆った。

第1レースの舞台はF1カレンダーでもお馴染みの英国シルバーストン・サーキット。フェルスタッペンは予選6番手からスタートして2位でフィニッシュしてみせた。続くリバースグリッドでの第2レースでは、25番手からの巻き返しを図ったものの、1周目の大惨事に巻き込まれ18位フィニッシュに終わった。

第3レースはスペインのカタロニア・サーキットで開催された。フェルスタッペンは6番グリッドから2位に浮上し、チームメイトでシムレース仲間のバン・ギスバーゲンに続いた。最終第4レースは5番手からスタート。一時レースをリードしたものの、最後はバン・ギスバーゲンに交わされ2位に。優勝こそ逃したが、この日3回目のポディウムに上がった。

フェルスタッペンはスーパーカーでのデビュー戦を堪能したようで、レースを振り返って「とても楽しく慌ただしかった。予想外に良い結果でびっくりした。3度の2位は悪くないリザルトだし、レッドブルのために、シャインと一緒に2度も1-2フィニッシュできて本当に良かった。最終戦は戦略が効いたね。ピットストップを遅らせた事で最終盤の彼のタイヤの状態が良かったから。参戦させてくれたスーパーカーズとレッドブルに感謝してる。またやりたい」と語った。