ドライバーズ・プレスカンファレンスでフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)と話すセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年10月26日(木) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

セルジオ・ペレスに同情するフェルスタッペンの旧チームメイト達

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かつてマックス・フェルスタッペンをチームメイトに持った経験を持つピエール・ガスリー(アルピーヌ)とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)は共に、セルジオ・ペレスの置かれた立場の厳しさに共感を示した。

今季のフェルスタッペンはペレスなしでダブルチャンピオンを獲得する支配的な競争力を誇示している。今週末のメキシコを含めた残り4戦の時点で、3度のF1王者が積み上げた466ポイントはコンストラクターズ選手権2位メルセデスの344ポイントを大きく上回る。

2019年の第13戦ベルギーGPから翌シーズン末までレッドブルをドライブしたアレックス・アルボン(ウィリアムズ)は、フェルスタッペンのチームメイトを務める事の難しさ、そしてペレスの現状について問われると「あれは大変だよ」と語った。

「グリッドの中で最高のドライバーの一人と対峙するのはキツい事だと思う」

「(フェルスタッペンは)ある程度は世代を超えた才能と呼べるわけで、僕のシーズンは楽じゃなかったし、それはピエール(ガスリー)にとっても同じだと思う」

「でも僕らドライバーは厳しい時期を経験して強くなる」

「あまり言う事はないけど、少なくとも僕が見た限りで言えば、彼はかなり上手く対処していると思う。そばで見ているわけじゃないけどね」

FIAドライバー会見に出席するニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)、2023年10月26日F1メキシコGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

FIAドライバー会見に出席するニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)、2023年10月26日F1メキシコGP

2019年にダニエル・リカルドの後任としてトロロッソから昇格を果たすも、僅か半シーズンで出戻りを命じられたガスリーは「アレックスと同じ意見だ」と述べ、ペレスに寄り添った。

「おそらくは現時点で最高のドライバーと争うのは決して楽なことじゃない。それも、彼を全面的にサポートしているチームが周りにいるわけだしね」

「タフな仕事だって事は間違いない。チェコはシーズン開幕当初、本当によくやっていたけど、幾つかの理由で今、上手くいっていないのは明らかだ」

「どうしてなのかは分からないけど、上手くいってほしいと思ってる。今週末は彼にとって母国の観客を前にした重要な週末だし、全てを出し切れる事を願ってるよ」

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