フェルスタッペンの態度は「見ていて気持ちの良いものではない」とロズベルグ
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2016年のF1ワールドチャンピオン、ニコ・ロズベルグは「見ていて気持ちの良いものではない」と述べ、F1第2戦サウジアラビアGPでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の態度、メンタリティを非難した。
フェルスタッペンはジェッダ市街地コースでの予選でドライブシャフトの破損によりQ2敗退を余儀なくされたが、決勝ではルイス・ハミルトンをして「見たことがない」スピードでフィールドを駆け上がっていき、レース折り返しを前に15番手から2番手にまで浮上した。
終盤に向けて、首位を走るチームメイトのセルジオ・ペレスを含めて2台同時に信頼性懸念が生じた事もあり、チームは6回に渡ってペースダウンの指示を出したがフェルスタッペンは一切、これに応えなかった。
レース後、ペレスに優勝を許したフェルスタッペンは「チーム全体としては誰もがハッピー」とする一方で、個人的には「満足していない」「2位になるために来たんじゃない」と述べ、信頼性の改善をチームに要求した。
フェルスタッペンは週末3回のプラクティスと予選Q1、つまりシャフトにトラブルが生じる前の全てのセッションで最速を記録していた。フェルスタッペンはViaplayとのインタビューの中で、本来であれば勝つべきレースだったとの考えを示した。
第2戦でのフェルスタッペンについてロズベルグはSky Sportsに対し「見ていて気持ちの良いものじゃない。彼はどうやら(土曜の)チームミーティングを欠席したとも聞いている」と述べ、次のように続けた。
「チームがこんなにも素晴らしい仕事をして、懸命に働いてきたというのに、シーズン序盤にしてこういう態度やメンタリティーは良くない。もっと謙虚になれるんじゃないかと思う」
欠席の事実、理由は不明だが、フェルスタッペンは週末に先立ち体調不良によりフライトを延期せざるを得ない状況に追い込まれ、木曜メディアデーを欠席している。