1月15日~16日に開催された2022年ル・マン24時間バーチャルレースのスタート直後の様子
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フェルスタッペン、首位走行中にクラッシュ!ル・マン24時間バーチャルDNFに終わる

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は1月15日(土)~16日(日)の2022年ル・マン24時間バーチャルレースで前半7時間を支配するも、単独クラッシュを喫してリタイヤに終わった。

2021年シーズンのF1ワールドチャンピオンは123号車チーム・レッドラインでLMPクラスにエントリー。予選では1000分の2秒という僅差でポールを逃す2番手に甘んじたが、オープニングラップで首位を奪取。70号車リアルチーム・ハイドロジェン・レッドラインに60秒近い差をつけてレース三分の一を消化した。

だが、残り時間が16時間40分を切り日が沈み始めた頃、ピットインするGTEマシンにラインを限定されたフェルスタッペンは、フォードシケインの縁石の上に乗り上げコントロールを喪失。「LEGO TECHNIC」のロゴが掲示されたタイヤバリアに激しく衝突し、左2輪を失いリタイヤを余儀なくされた。

この結果、ポールシッターの70号車がトップに浮上。そのまま一度も首位を明け渡す事なく逃げ切り、フェリペ・ドラゴヴィッチ、オリバー・ローランド、ジェフリー・リートヴェルド、ミハエル・スミドル組が圧勝を飾った。

メルセデスAMGペトロナスも厳しい結果となった。

F1 Esportsで2度の世界チャンピオンに輝いたヤルノ・オプメール擁するシルバーアローのeスポーツチームは、ダニエル・ジュンカデラがフォード・シケインへのブレーキングの際にシフトダウンのタイミングを誤った事でエンジントラブルに見舞われ、3時間を経過したところでリタイヤした。

息子セバスチャンと共に参戦したファン・パブロ・モントーヤ擁するLMVSチームもDNFという結果に終わった。

GTEクラスはケビン・シギー、ルディ・ヴァン・ビューレン、ロレンツォ・コロンボ、エンツォ・ボニートが駆る71号車BMWチーム・レッドラインのエントリーが優勝。賞金総額25万ドルを懸けたル・マン・バーチャルシリーズの最終戦は、両クラスの勝者がそれぞれの総合優勝を手にする結果となった。