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23日(水)、マクラーレン・ホンダはストフェル・バンドーンが2018年も同チームのレギュラードライバーを継続することを正式発表した。今シーズンの初めにフルタイムでのレースシートを確保した25歳のベルギー人は、初の母国GPを目前にして来季シートを確実なものにした。
マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、バンドーンを「将来のF1ワールドチャンピオン」であると考えており、長期に渡ってマクラーレンのドライバーを務めて欲しいと語る。
「私はストフェルを才能あふれるドライバーだと考えていますし、更に言えば将来のF1チャンピオンになる逸材であると思っています。彼が複数年に渡って我々とレースすべきだと強く考えているのはそれが理由です」
「契約期間に関する質問が飛びかう前に申し上げておきますが、我々は契約の詳細を公にするつもりはありません。ストフェルと複数年に渡ってレースをすることは会社の方針です」
「誰もがストフェルのポテンシャルを知っています。我々がグランプリで勝利を挙げられるだけの速さを手に入れた時、もちろんそうするつもりですが、彼は間違いなくF1で初勝利を手にすることでしょう」
チーム代表を務めるエリック・ブーリエは、バンドーンが徐々に強さを発揮してきており、将来大きな成功を収めるであろうことに疑いはないと言う。
「2016年末にストフェルをマクラーレン・ホンダのドライバーとして迎え入れることを発表した時点から、我々は何年にも渡って彼とともにレースをする事を計画していました。それは今も変わっていませんし、来シーズンも彼がレースを続けることを確認できてとてもうれしく思っています」
「他のルーキードライバー達と同様に、彼はシーズン前半に多くの物事を学ばなければなりませんでしたが、我々は彼に全幅の信頼を置いていました。彼は徐々に強さを見せ始めています。控えめに言っても、彼のチームメイトは現在のF1でベストなドライバーですし強敵ですが、ストフェルの類まれなる才能と情熱を見れば、彼が将来我々とともに大きな成功を収めることは間違いありません」
バンドーンは契約延長の発表によって、残りのシーズンをドライビングに集中できると語り、その喜びを露わにした。
「来年もレースが出来ることを正式に発表できて嬉しいよ。ルーキーシーズンの後半戦に集中できるからね。F1にデビューしてからの半年でとても多くのことを学んできたよ。エンジニアやメカニック、エリックやザクやジョナサン・ニール、そして偉大なドライバーであり素晴らしいチームメイトであるフェルナンド達から色々な事をね」
「マクラーレンのパートナーとファンに感謝したい。マクラーレンの経営幹部、シェイク・モハメッド、マンシュール・オジェにも感謝してるよ。彼らは僕を信頼し続けてきてくれた」