契約更新の周冠宇は「F1に相応しい」とボッタス、ミスの少なさに感心
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アルファロメオのバルテリ・ボッタスは、最も間近で成長を見守るチームメイトとしての立場から、ミスが少ないとの周冠宇に対する評価にお墨付きを与えた。
多額のマネーを持ち込む新人ドライバーには時に「ペイドライバー」のレッテルを貼られるが、デビュー戦で入賞を飾った周冠宇にそうした意見を投げかける者は殆どいなかった。
むしろ、チャイナマネーが動き出したのはデビュー後の活躍を経てのことで、資金力でのみシートを得たとの評価は現実にそぐわない。
アルファロメオのチームマネージャーを務めるビート・ツェンダーは以前、「普通、ルーキーを起用する場合は1回や2回のクラッシュを覚悟しなければならないが周はほとんどノーミスだ」と述べその落ち着きぶりを高く評価していたが、ボッタスも同様の見解のようだ。
人口の7割が中華系であるシンガポールでの週末を前に2023年の契約更新が発表されたチームメイトについてボッタスは「良いニュース」だと語った。
「なぜなら、チームメイトとして彼のそばで見てきた立場からすると、彼はこのチーム、そしてF1に相応しい存在だと言えるからだ」
「年齢や経験の割に本当に成熟しているし、1年を通して多くのことを学んできた。それに予選やレースではペースを上げてきているし、ミスも殆どない。だから吉報だと言える」
「彼は今後も成長を続けていくだろうし、どんどん良くなっていくと思う」
キャリア通算194戦、優勝10回、ポールポジション20回を誇る33歳のフィンランド人ドライバーを最も感心させたのはドライバーエラーを殆ど犯さない点だ。
「ミスの少なさだね」とボッタスは語る。
「F1に飛び込むのは間違いなく簡単なことじゃないし、中国人初のF1ドライバーということで多くの外的な重圧を抱えながらも彼は本当に上手く対処してきた」