バレンティーノ・ロッシ、2020年フランスGPにて

MotoGP:バレンティーノ・ロッシ、新型コロナウイルス感染症検査で陽性

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ヤマハ発動機とヤマハ・モーター・レーシングSrlは10月15日(木)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査を受けたバレンティーノ・ロッシから陽性反応が確認された事を明らかにした。MotoGPの”生ける伝説”は、モーターランド・アラゴンで行われる今週末の第11戦アラゴンGPと翌週末の第12戦テルエルGPを欠場する。

ロッシはルマン・ブガッティ・サーキットで開催された前戦フランスGPを終えて、イタリア・タヴッリアの自宅に帰宅した。13日(火)に受けたルーティーンのPCR検査では陰性が確認されたものの、15日(木)に微熱と体の痛みを訴えて再度検査を受け、現地16時に陽性反応が確認された。

今後ロッシは、地元タヴッリアのメディカルスタッフの観察下に置かれ、復帰に向けて回復に努めていく事になる。現時点でヤマハはロッシの代役について言及していないが、テストライダーを務めるホルヘ・ロレンソの復帰の可能性もありそうだ。

「残念ながら、今日起きたら体調が悪く、骨が痛くて微熱があったため、直ぐに医師を呼んで、2回検査をしてもらった。クイックテストの結果は火曜と同じく陰性だったけど、2回目の検査結果が16時に送られてきて、そっちの方は残念なことに陽性だった」とロッシ。

「アラゴンでのレースを欠場しなければならず本当に残念だ。おそらくはアラゴンでの2レース目も欠場することになると思う。徹底的にプロトコルを尊重してきただけに悲しいし、腹立たしく思っている」

「火曜の検査は陰性だったけど、ルマンから帰国して以降は自己隔離していた。どうしようもない。医師のアドバイスに従うよ。一刻も早く元気になる事を祈ってる」

ヤマハは、プロジェクトリーダーの鷲見崇宏氏を含む計6名がルマンで陽性反応を示し欠場を強いられている。マネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは、ロッシの早期復帰を願うとの談話を発表した。