ポール・リカール・サーキットでメディアの取材を受けるトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー、2018年F1フランスGP
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旧型パッケージを走らせたハートレー「ガスリーの新型エアロはかなり有望」

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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが19日金曜に行われたF1アメリカGP初日プラクティスを振り返った。ハートレーは午前のセッションをショーン・ゲラエルに譲ったためガレージ内で走行を見守る事となったが、午後はマシンに乗り込み19周を走破。6番手タイムを記録した。

チームは今週末、4ヶ月近い月日をかけて開発した新型フロントウイングとフロアを含む新しいエアロパッケージを持ち込んだが、諸事情により用意できたのが1台分のみであったため、ハートレーは性能に劣る古い仕様のパッケージを走らせる事となった。

改良が施された新しい空力パーツを搭載したガスリーは、トップから1.012秒落ちの2番手タイムを記録。旧型を走らせたハートレーを2.777秒上回るパフォーマンスを示した。セッションを振り返ったハートレーはガスリーとの比較を通して「新型エアロはかなり有望」との見解を示した。

新しい空力パッケージはかなり有望

ブレンドン・ハートレーFP1: -, FP2: 6位

今日の午前中のセッションはシートを譲ったために走行できなかったけど、午後のフリー走行ではウェットコンディションの中で幾らか走ることができた。全てがかなり順調だったよ。

午前中も僕のマシンの方には少し問題があったみたいだけど、午後もそれは変わってなかったみたいだね。でも、新しいエンジンと新しい空力パッケージを入れたもう1台のマシンは、パフォーマンスの面では本当にエキサイティングな走りを見せていた。

僕は今日、以前の古い空力パッケージを走らせてたんだけど、新しいエアロを試していたピエールのパフォーマンスは頼もしい感じだったし、この先のレースに向けて凄く期待が持てるように思う。


雨に翻弄された初日をトップで締め括ったのは、タイトルに王手をかけるメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、3番手にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

F1アメリカ・グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間10月21日(日)3時から4時まで、公式予選は同6時から1時間に渡ってサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。

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