ガスリーとの接触「至極単純な話」ストロールの言い分 / F1イギリスGP
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F1イギリスGPでの2度に渡るインシデントについてピエール・ガスリー（アルピーヌ）は、自身にもっとスペースを与えるべきだったと主張したが、ランス・ストロール（アストンマーチン）は全く別の考えを持っている。
両者はシルバーストン・サーキットでの52周のレースで2度に渡って交錯した。41周目のストウコーナー（ターン15）では、ストロールがコース外からガスリーをオーバーテイク。残り7周のところでは、ストロールがターン17のイン側に飛び込みガスリーと接触した。
右リアサスペンションにダメージを負ったガスリーはリタイヤを余儀なくされ、ストロールはチームの母国レースを14位で終えた。
アルピーヌのオトマー・サフナウアー代表は「ピエールはセーフティーカー後のリスタートでも上手く駆け出しポイント圏内に浮上したが、ストロールの2度に渡る違反という2回の不運に見舞われた」と説明した。
レース後、ガスリーとのインシデントについての見解を尋ねられたストロールは「2回とも僕がコース外に押し出されたんだ。僕にとっては至極単純な話だ」と答えた。
また、英「RaceFans」によると責任の所在について問われたストロールは「ワイドに追いやられ、コースに戻ると接触があった。もしもっとスペースを与えられていれば、そもそもコースに戻る必要もなく接触もなかっただろうね」と語った。
「僕が追い抜こうとした2回とも、僕がコース外に追いやられたんだ。なんでスペースを与えられなかった僕がペナルティを受けたのかよく分からない」
「2回ともスペースがなかった。彼はただただ、僕をコース外に押し出した。それでトラック・リミットを受ける事になったけど、僕は幅寄せされた側だった」
コース外からの追い抜きについてスチュワードは、トラック・リミットと見なしたのみで調査を行わなかった。2件目の接触については、コーナーの優先権はガスリーにあったと指摘すると共に、ストロールは「ガスリーと衝突するような角度でコースに戻ってきた」として、ストロールに5秒ペナルティと2点のペナルティポイント（累積7点）を科す裁定を下した。
7月9日(日)にシルバーストン・サーキットで行われた2023年F1第11戦イギリスGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にランド・ノリス（マクラーレン）、3位にルイス・ハミルトン（メルセデス）が続く結果となった。
ハンガロリンクを舞台とする次戦ハンガリーGPは7月21日のフリー走行1で幕を開ける。