小雨が降る中、グリッド上で会話するシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2022年7月2日F1イギリスGP予選
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ルクレールの一件で「コンマ3・4秒をロス」フェルスタッペンがポールだったはず、とレッドブル代表ホーナー

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7月2日(土)のF1イギリスGP予選を終えてレッドブルはクリスチャン・ホーナー代表は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のスピンに伴う黄旗がなければ、マックス・フェルスタッペンが楽にポールポジションを獲っていたはずだとの考えを示した。

フェルスタッペンはFP3以降の各セッションでタイムシートのトップに立ち続けていたが、Q3の最終ラップでルクレールがスピンを喫した事による黄旗の影響でアクセルを戻さざるを得ず2番手に甘んじた。

予選を振り返ったホーナーは、最終盤のイエローフラッグによってフェルスタッペンが「コンマ3・4秒」を失ったと語った。フェルスタッペンとルクレールとの差は僅か1000分の72秒だった。

特に限界までプッシュしなければならないQ3では挙動を乱す場面が多く見られた。フェルスタッペンは1回目のラップで派手な360度スピンを喫し、2回目のラップでもコース外にクルマを落とした。

とは言え、もう1台のRB18をドライブするセルジオ・ペレスが2列目4番グリッドを獲得した事もあり「フロントローに満足している」「非常に難しい状況の中、今日は両ドライバーが良い予選を戦ってくれた」「チェコも2列目と、良いポジションを持ち帰ってくれた」と満足した様子をうかがわせた。

予選は雨の影響で路面コンディションが目まぐるしく変化し続けた。そんな難しい状況の中、適切なタイミングでキッチリと仕事を成し遂げポールポジションを獲得したのは、フェルスタッペンと同じ年にトロロッソでデビューしたフェラーリのカルロス・サインツだった。

「今日はカルロス(サインツ)を祝福したい」とホーナー。

「彼は我々のジュニア時代からウェットコンディションで常に強かった。あれはポールに値する素晴らしい仕事だった」

気まぐれなブリティッシュ・ウェザーがどう転ぶかは神のみぞ知る、といったところだが、決勝が行われる日曜も不安定な気候が予想されている。

ホーナーは「もし明日のレースが終始ドライになれば、戦略とタイヤのデグラデーションが決定的に重要になる」と語った。

「今年の我々のマシンは前の車両に接近し、そしてついていく事ができる。つまり、ベケッツを通して追随できるかどうかが鍵となるだろうが、この素晴らしきブリティッシュ・サマーが明日も続くのであれば、あっという間に全てが一変し得る事になる。フェラーリとの戦いに持ち込める事を祈りたい」


2022年F1イギリスグランプリ予選ではカルロス・サインツ(フェラーリ)が初のポールポジションを獲得。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)という結果となった。

決勝レースは日本時間7月3日(日)23時にフォーメーションラップが開始され、1周5,891mのシルバーストン・サーキットを52周する事でチャンピオンシップを争う。

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