”超細密”なホンダとアストンマーチンのタッグが「脅威になるのは間違いない」と角田裕毅
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角田裕毅(アルファタウリ)は2026年に誕生する「アストンマーチン・アラムコ・ホンダ」がライバルチームにとって脅威になるのは間違いないと考えている。
2021年以降、グリッドで敵なしの強さを発揮しているホンダは3年後に再びF1での正式な活動を再開し、飛ぶ鳥を落とす勢いのアストンマーチンにパワーユニット一式を供給する。
ホンダは参戦から僅か7年でマックス・フェルスタッペン及びレッドブルと共に世界タイトルを取り、昨年の連覇に続き今季もチャンピオンシップ争いで独走状態を築き上げている。
アストンマーチンの方も今季開幕5戦で4回の表彰台を獲得するなど、ローレンス・ストロールという圧倒的実行力を持つ指導者の下、F1ワールドチャンピオン獲得という野心な目標に向けて明確な道筋を描き、着実にその階段を上がってきている。
パートナーシップの締結が発表された翌日のモンテカルロで角田裕毅は、ホンダとアストンマーチンの強みと勢いについて指摘し、両者の組み合わせは競合チームにとって恐るべき存在になるだろうと予想した。
「去年初めてホンダのファクトリー(HRD-Sakura)に行ったのですが、オペレーションが兎に角、驚異的で、本当にクレイジーなほどに超細密なんです」と角田裕毅は語る。
「そこで色んな人と話をしたのですが、彼らは本当にプロフェッショナルでした。ホンダがF1に参戦したのは5年、10年前だったと思いますが、あっという間に進化を遂げ、今では優勝とチャンピオンを争うまでになりました」
「ですので(F1の復帰は)素晴らしいニュースだと思いますし、アストンにとってもそうだろうと思います」
「この2つの組み合わせはライバルにとって間違いなく脅威になると思います。興味深いマッチングですし、どうなるか本当に楽しみです」
同じくホンダを知り、コース上でアストンマーチンの速さを目の当たりにしているレッドブルのセルジオ・ペレスも角田裕毅の意見に同意し、ホンダとアストンマーチンは「2026年に向けて最もパワフルなコンビの一つになると思う」と語った。