焦るようになったと角田裕毅…リカルドとの関係やAT04の性能を語り、2023年前半戦を総括
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サマーブレイク前の最終戦、F1第13戦ベルギーGPに先立ち角田裕毅(アルファタウリ)が、新しくチームに加わったダニエル・リカルドとの関係、前任者ニック・デ・フリースのフィードバックとの違い、前戦ハンガリーで導入されたアップグレードについて説明すると共に、これまでのシーズンを総括した。
Q:ユーキ、まだ始まったばかりですが、新しいチームメイトとの関係はどうですか?
既に彼から色んな事を学んでいますし、良い感じだと思います。木曜日に彼と一緒に(アルファタウリの企画のための)撮影に取り組むのを楽しんでいますし、内容的にも少し面白くなったのではと思います。それ以外はあまり変わりません。良い感じだと思います。
Q:クルマについての彼のフィードバックはニックと違いますか?
大きな違いはないと思います。まだハンガリーの1戦を終えただけなので何とも言えませんが、結局のところ、僕とダニエルが言う事はかなり似ていますし、今のところあまり違いはないように思います。
Q:クルマのパフォーマンスについてはどうですか?進歩していると感じていますか?
ハンガリーでは残念ながら、FP1でフロントウイングを壊してしまいました。僕のせいです。フロントウイングの新しいアップグレードについては分かりませんが、リアウイングは間違いなく一歩前進したと思います。
ハンガリーでのクルマのパフォーマンスはかなり良かったと思いますが、僕の方はそれをまとめることができませんでした。
少し前進した事は確かですが、それでも僕らが望んでいるほどではありません。
ハンガリーはメカニカルグリップが要求される低速コーナーが多いコースです。アゼルバイジャンでそうだったように、これは僕らの得意とするところですが、全体的なパッケージとしては、僕らの期待に対してまだパフォーマンスが少し足りていないと思います。
Q:シーズン全体としてはどうですか?2023年に望んでいたようなステップアップを果たせていますか?
そう思います。最初の数レースはパフォーマンス的に満足できるものでした。反面、直近の3レースに関しては少しまとまりがなく、無線におけるものなど、まだ幾つか弱点があるので、集中的に改善していきたいと思っています。
時々、Q3やQ2に進出するために期待以上の走りをしようと焦るなど、クルマのパフォーマンスを見極めるために様子を見ていた最初の数戦と比べて、ミスが頻繁に起きるようになりました。
最初の数戦と比べてマシンのパフォーマンスというか、少しばかり後方に下がり始めた事で、焦ってポイントを獲得しようとしたりするなど、ミスが増えていますので、自分自身をリセットして、兎に角、自分のできることに集中していかなければならないと思っています。
それでも去年と比べれば、自分自身の進歩に満足していますし、良い感じだと思っています。ダニエルはもっと多くの情報を与えてくれると思いますし、僕が改善しなければならない部分もあると思います。楽しみです。
Q:ユーキ、焦らず速く、頑張ってください。
ありがとうございます(笑)