角田裕毅、一時は7番手も最終11位「ペース不足が浮き彫りに」ハースとの実力差を痛感
2024年F1第19戦アメリカGPのスプリントでポイント圏外11位に終わった角田裕毅(RB)は、ライバル、特にハースに対するVCARB 01のペース不足が浮き彫りになったと振り返った。
角田裕毅は、蹴り出しで遅れたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を交わして1周目に8番手に浮上。翌周に一旦、前を許すも再びこれを交わし、5周目にはケビン・マグヌッセン(ハース)をオーバーテイクしたが、直後に追い抜きを許した。
激しい攻防が要因か。その後はライバルと比較して相対的にペースが落ち、7周目にヒュルケンベルグにポジションを奪われると、12周目にはセルジオ・ペレス(レッドブル)に追い抜きを許して10番手に後退した。
終盤に向けてはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と激しい争いを繰り広げたが、残り4周で11番手にポジションを落とした。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)をコース外に追いやったとしてピアストリは5秒ペナルティを受けたが、それでも10位を維持した。
「7番手までポジションを上げられたのは良かったのですが、僕らにそれほどペースがないことは分かっていたので、懸命に戦い抜く必要がありました」と角田裕毅は振り返った。
「もちろん、バトルそのものは楽しめましたが、レースを通してズルズルと後退し続ける状況は楽しいものではありませんし、兎に角、ダメージを最小限に抑えようと努力しました」
7位でフィニッシュしたマグヌッセンとのギャップは最終的に13秒以上に広がった。
「特にハースのようなチームと比較すると、どれだけ自分たちがペースで劣っているかが浮き彫りになってしまい、かなり厳しいレースでした」と角田裕毅は続ける。
「予選まであまり時間がありませんが、全力を尽くして巻き返しを図りたいと思います」
公式予選は10月20日(日)午前7時から開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。