佐藤万璃音
copyright Zak Mauger / FIA Formula 2

2020年のFIA-F2選手権に3名の日本人ドライバーが参戦、佐藤万璃音がトライデントに加入

  • Published: Updated:

今年のFIA-F2選手権に、3人の日本人ドライバーが参戦する事が決定した。トライデントは2月25日、佐藤万璃音とのフルタイム契約を発表。カーリンからは角田裕毅が、MPモータースポーツからは松下信治が参戦する事が既に決まっている。

神奈川県出身の佐藤万璃音(さとうまりの)は、2019年シーズンのFIA-F2選手権最終4レースにカーリンから参戦。12月に行われたヤス・マリーナ・サーキットでのポストシーズンテストでは、シートをトライデントに切り換えて参加し、印象的なパフォーマンスを示した。

「イタリアを代表するチームから2020年シーズンのF2に参戦出来ることを嬉しく思います。尽力してくださった全ての方々に感謝しています。FIA-F2でレースをすることは僕にとって大きな意味がありますし、すぐにでもレースがしたくてたまりません」と佐藤万璃音は語った。

チームオーナーのマウリツィオ・サルバドーリは次のように述べ、佐藤万璃音にはある特定のトップレーサーしか持ち得ない才能が備わっていると主張する。

「マリノ・サトーが我々トライデントのために2020年のFIA-F2選手権を戦うことを嬉しく思う。マリノは素晴らしい才能を持った極めてプロフェッショナルなレーサーだ」

「ユーロフォーミュラ・オープンにおける圧倒的な成功は、彼が一握りのドライバーしか知り得ないレースに勝つための技術を手にしている事の現れだ。彼は我々とともに成長と改善を続け、最も野心的な目標を成し遂げてみせる事だろう」

またチームマネージャーを務めるジャコモ・リッチは佐藤万璃音について「我々のテクニカルスタッフが、昨年12月にヤス・マリーナで行われたポストシーズンテストでの彼の仕事の質に好印象を受けた。今シーズンを前向きにスタートさせるためには、マリノと良い仕事をすることが必要だ」と語った。

佐藤万璃音は、3月1日から3日にかけてバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるプレシーズンテストに参加し、20日から22日にかけて同じサクヒールで行われる開幕戦に向けての準備を進める事になる。