Published: Updated:
今季よりホンダエンジンの供給を受けるスクーデリア・トロロッソは21日、公表していた新車発表を待たずして2018年F1マシン「STR13」の画像を自ら進んでリークした。カラーリングに大きな変更はなく、紫と赤、そしてシルバーを主体としたデザインに仕上がっている。
チームは今季参戦車両を2月26日(月)に世界初披露目する事を決めていたが、22日に伊のミサノ・サーキットで実施したプライベートテストの様子がネット上に流出。意図せず、正式発表前のSTR13の姿が公にされてしまった。
ネット上に流出したSTR13と思われるスパイショット
これを受けてスクーデリア・トロロッソの広報担当は、「リーク写真の問題を解決するためには、本物の写真を流出させてしまえば良いのでは?」と考え、公式SNSで自ら高解像度の写真を公開。先手を打った。
水しぶきを上げながら走るSTR13のコックピットには、フェアリングが装着されたハロが確認できる。また、フロントノーズ先端にはホンダのロゴが、リアウイングにはレッドブルのロゴがそれぞれ掲載されている。
Why settle for a leaked photo, when you can have an original 🤔 #STR13 pic.twitter.com/yrD8L1REP9
— Visa Cash App RB F1 Team (@visacashapprb) February 21, 2018
レギュレーションで許可されたフィルミングデイを利用したテストは無事に完了し、トロロッソ・ホンダは予定されていた全てのプログラムを完璧に終えた。
広報担当者の機転を利かせた神対応?によりSTR13の姿は白日の下に晒されてしまったが、”正式発表”はプレシーズンテスト初日の26日(月)、日本時間16時10分。バルセロナのカタロニア・サーキットでお目見えする。