スクーデリア・トロロッソのトランスポーター
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え?「トロロッソ・ホンダ」が消滅の危機…2020年に向けて「アルファ・タウリ」にチーム名を変更

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F1第16戦ロシアGPが進行する中、突如「トロロッソ・ホンダ」が消滅する可能性が浮上した。昨季より「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」と名乗る伊ファエンツァのチームは現在、チーム名の変更を検討しており、F1側に対して2020年シーズンより「アルファ・タウリ(Alpha Tauri)」へと改称する事を求めている。

アルファ・タウリは、レッドブルが2年前に立ち上げた新たなファッションレーベルで、おうし座を構成する恒星の中で最も明るい星の名前から名付けられた。レッドブルのジュニアチームとして知られるスクーデリア・トロロッソは、レッドブルの親会社がミナルディを買収し2006年に誕生。「レッドブル」のイタリア語訳がその名の由来であることは広く知られている。

チーム名称の変更には、F1の商業権利保有者であるリバティメディアとF1コミッション双方の承認が必要となる。現時点では正式な発表はないものの、来週木曜日までに電子投票が行われる見通しで、日本グランプリ開催までには何らかの発表が行われる可能性がある。

現在の提案内容によると、車体名称は「スクーデリア・トロロッソ(STR14)」から「スクデリア・アルファタウリ」へと変更され、チーム名は「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」から「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」へと変更される見通しだ。

既に商業権利者側は変更へGOサインを出しているとの報もあり、「トロロッソ・ホンダ」消滅の可能性は決して低くはなさそうだ。近年名称を変更したチームとしては、レーシングポイント(旧フォース・インディア)とアルファロメオ・レーシング(ザウバー)が挙げられる。

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