2010年代に最も稼いだアスリートTop10:F1からハミルトンがランクイン、1位は無敗メイウェザー
メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、経済誌「フォーブス」発表の「過去10年における最も稼いだアスリート」のトップ10入りを果たした。ワールドベストの報酬を得た上位10名のアスリートには、ボクシング界から2名、サッカー界から2名、バスケットボール界から2名、ゴルフ界から2名、そしてテニスとモータースポーツからそれぞれ1名ずつランクインした。
ランキングの集計に際しては、給与、賞金、ボーナス、広告契約、出演料、ライセンス収入が対象とされた。なお、現役アスリートを対象とするために、コービー・ブライアントやマイケル・ジョーダンら引退後のアスリートは除外された。過去10年間で最も稼いだスポーツマン達の合計収入は61億ドル、日本円にして6,696億6,736万に達した。
以下、10位から1位までを順に見てみよう。
10位:ルイス・ハミルトン…4億ドル
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唯一モータースポーツ界からランクインしたのがルイス・ハミルトン。日本円にして約439億1,261万円を稼ぎ出した。ハミルトンは今年、メルセデスと共にF1世界選手権で6度目ワールドチャンピオンに輝いた。来年は、ミハエル・シューマッハが持つ7冠タイを狙っている。
9位:ケビン・デュラント…4億2500万ドル
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NBAのスタープレーヤーが9位にランクイン。デュラントの年間収入は、この10年で4倍にまで増加した。
8位:マニー・パッキャオ…4億3500万ドル
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フィリピンのプロボクサー、マニー・パッキャオが8位にランクイン。パッキャオは2015年5月のフロイド・メイウェザー・ジュニアの1戦のみで1億2000万ドル、日本円にして約164億6,723万円を手にしている。
7位:フィル・ミケルソン…4億8000万ドル
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生涯獲得賞金ランキング歴代2位の記録を持つアメリカ人プロゴルファーは、2018年11月のタイガー・ウッズとのPPVマッチで賞金900万ドル(約9億8,803万円)を獲得。とは言え、収入の大部分はスポンサーからもたらされている。
6位:タイガー・ウッズ…6億1500万ドル
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タイガー・ウッズは2010年代に、平均して年に10回しかPGAツアーに参加していないものの、稼ぎという観点においては、依然として世界の誰よりも多くのお金を稼ぎ出したプロゴルファーである。
5位:ロジャー・フェデラー…6億4000万ドル
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史上最高との評価高いテニス界の至宝、ロジャー・フェデラーが5位にランクイン。2018年には、ユニクロとの間で10年3億ドル(約329億3,446万円)の契約を結んだと報じられており、今後も高水準の収入が約束されている。
4位:レブロン・ジェームズ…6億8000万ドル
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史上初となるキャリア通算30000得点、8000アシスト、8000リバウンドを達成したNBAのスーパースターが4位にランクインした。
3位:リオネル・メッシ…7億5000万ドル
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いよいよトップ3。第3位は、リーガ・エスパニョーラ・FCバルセロナのメッシ。2019年の年間収入は、世界のありとあらゆるスポーツ選手の中での最高額を記録した。
2位:クリスティアーノ・ロナウド…8億ドル
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2位は、サッカーポルトガル代表で主将を務め、各種最多得点記録を量産するクリロナ。ハミルトンの2倍に相当する8億ドル、日本円にして約878億2,522万円を稼ぎ出した。年俸こそ”超高額”ではないものの、莫大なスポンサーシップのためにメッシを上回った。
1位:フロイド・メイウェザー…9億1500万ドル
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2010年から2019年までの10年間で最も多くの金を稼ぎ出したのは、「金の亡者」の異名を持つアメリカ出身のプロボクサー、フロイド・メイウェザー・ジュニア。史上初となる無敗での5階級チャンピオンは、9億1500万ドル、日本円にして約1004億3,497万円を稼いだ。
メイウェザーは「世紀の一戦」とされた2015年のマニー・パッキャオ戦と、2017年のコナー・マクレガー戦の2戦のみで、5億ドル以上を稼いでいる。