F1サンパウロGP予選:新設のPL規定違反でラッセル、ガスリー、オコンに2グリッド降格ペナルティ
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F1サンパウロ(旧ブラジル)GP予選を経てスチュワードはピットレーンで他車を妨害したとして、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とアルピーヌのピエール・ガスリーおよびエステバン・オコンにぞれぞれ、2グリッド降格ペナルティを科す決定を下した。
11月3日(金)のグリッド争いを経て、ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団は3名のドライバー及び各チームの代表者を召喚。事情を聞くとともにオンボード映像を調査した。
スチュワードによると3名のドライバーはアウトラップに向けてピットレーンを走行していた際に、前走車両とのギャップを空けるべく低速で走行していたが、「完全に左側に留まる」事を怠った結果、後続車両の追い抜きを妨害したと判断された。
ピットレーン出口の封鎖が注目を集めた前戦メキシコGPを経てF1レースディレクターを務めるニールス・ヴィティヒは週末に先立ち、ピットレーン上での停止を禁止とする一方、シュートアウトと予選においては「ピット出口ライトとSC2ラインの間」で前走車とのギャップを作っても良いとの通達を出した。
ただしそれは「他のドライバーがピット出口走路の右側から追い越せるよう、できるだけ左側を走らなければならない」との条件付きだった。ラッセルを含む3名はこの指示に従わず「明らかな違反」を犯したと判断された。
スチュワードは詳細を明かしていないが、ラッセルはガスリーを、ガスリーとオコンはセルジオ・ペレス(レッドブル)を妨害したとみなされたようだ。
シュートアウトでのインシデントが原因で科されたグリッドペナルティはスプリントで適用されるが、FP1、予選、そしてスプリントで科されたグリッドペナルティは日曜の決勝レースで適用される。
ラッセルは僚友ルイス・ハミルトンと共に3列目6番グリッドに並ぶ予定であったが、8番グリッドに降格となる。オコンは14番グリッド、ガスリーは15番グリッドに着く。